Welcome To My House ！！

18話〜玉森side〜 ページ20

玉「だって、仕事で会えない日もあるでしょ



その日はもったいないじゃん



一週間って短い時間の中でさ、俺のことわかってもらわなきゃいけないのに



会えない日があるのって良くないでしょ



あ、もちろん変なことはしません



家事は全部俺がします」








提案した俺が一番変だって思ってるよ



でもさぁ、俺が片思いしてるから変な状況だけど



シェアハウスなんて普通にある事じゃん



もし、恋愛感情なくシェアハウスで偶然会った同居人ってことなら



ありえるシチュエーションだよね



たぶん・・・



無理やり言い訳付けしてるけど(笑)







私「さすがに・・・その発想は行き過ぎじゃないかって思うんですけど・・・」







だよね・・・俺も思います・・・



でもさ・・・でもさ・・・








玉「そう？



ぜんぜん問題ないって思うけど



俺ね、好きな子には尽くすタイプだから



そんな俺をAに見せつけるには、シェアハウスが一番いい方法



時間も有効活用できるし



なので・・・



これからAを拉致りまーす」







そう言って半ば無理やり彼女の手を握って立ち上がった







ええーい、もうなるようになれっ！



めちゃくちゃだな、俺(笑)








私「わ、わかりました・・・



ちょっと準備だけさせてください・・・」








玉「はーい、お待ちしてまーす」








無理やり感ハンパないけどせっかく掴み取ったチャンスだからね




ここで俺の本気度が試される




彼女を好きな気持ちは誰にも負けない自信があるから




この一週間が勝負




絶対に彼女に俺のこと好きにならせてみせる




みつのこと忘れちゃうぐらいに




Aの心の中、俺でいっぱいにしてみせるから




勢いだけで押し切ったけど・・・




この勢いのまま気持ちを全面に伝えていくしかない








私「お待たせしました・・・




あの・・・やっぱり変じゃないですか？




こういう状況って・・・」








きっと変だと思います・・・




ありえない状況だと思いますよ・・・







玉「しっかりAに俺のことわかって欲しいから




変な状況でも何でもいいの




とりあえず思いついた今の最善の方法




ね・・・」









ここからありえない状況の、Aと俺のシェアハウスが始まる・・・

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