65話〜私side〜 ページ26
北「ってか久しぶり・・・」
私「うん」
北「ちょっと痩せた?」
私「そうかな・・・」
北「ちゃんと食ってんのかー?」
私「うん・・・」
北「Aは言葉より表情が正直だな
前からそうだったけど」
私「そう?」
北「うん
今にも死にそうな勢いの顔してんぞー」
私「そんなことないよ・・・」
また沈黙が流れる
・
・
北「Aがさ・・・
好きな奴ができたなんて嘘だって知ってたよ・・・」
私「えっ?」
北「別れたとき
好きな人ができたから別れてほしいって言ったじゃん」
私「うん・・・」
北「それが嘘だってわかってた・・・」
私「・・・」
北「Aはさ、そんなこと隠して俺と付き合えるほど器用じゃないでしょ
さっきも言ったけどAは言葉より表情の方が正直なんだよ
でも俺はそれを知らないフリした・・・」
私「・・・」
北「Aから逃げたんだ・・・」
私「・・・・・・」
北「別れる少し前からさ・・・
Aが悩んでるのもわかってた
俺はそれも見ないふりした・・・」
私「・・・・」
北「俺ってさ、ホント器用じゃないから
仕事にもAにも100%ずつの気持ちをぶつけられのが、ずっと気になってた
両立できる自信がなかったんだよね」
私「・・・うん・・・」
わかってたよ・・・
ひろが悩んでたこと
私のこと思ってくれてるから悩んで苦しんでたこと・・・
北「そんな俺の気持ちに気付いてるAに甘えたんだよ」
私「・・・・・・」
北「Aのこと好きだったよ・・・
でもAが別れてほしいって言ったとき、どこかでホッとしたんだ
これでAをさみしい思いさせなくてすむって
そんなかっこいい風に言っても、本当は俺は逃げたんだよ
Aを幸せにしてやれない情けない自分から
・・・・ごめん・・・・」
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たまぴろ(プロフ) - Sayakaさん» こんばんは。いい方に向かってくれるといいですよね。どうしてこんなことになったのか…好きだから何ですけど、驚く程に不器用な藤ヶ谷さんも愛らしいなぁと思ってしまうたまぴろです… (2017年9月15日 2時) (レス) id: 3df5ff19bf (このIDを非表示/違反報告)
Sayaka(プロフ) - こんばんは。太ぴーは自分の気持ちに蓋をして北山くんに頼むってのが1番いいんだと思ったかもしれないけど、主人公ちゃんに自分の正直な気持ち伝えてほしいです。それでいい方向に向かってくれるといいなって思ってます。 (2017年9月15日 0時) (レス) id: e840d10cb4 (このIDを非表示/違反報告)
たまぴろ(プロフ) - Sayakaさん» コメントありがとうございます。好きだからお互いのこと思いやりもするし、必要以上に不安になってしまうものですよね。同じ気持ちなのだからいい方向に向かってくれること信じていてくださいね。 (2017年9月11日 1時) (レス) id: 2e39a5dc13 (このIDを非表示/違反報告)
Sayaka(プロフ) - 初めまして。主人公ちゃんと太ぴーは同じ気持ちなのに離れちゃうのは悲しいですが、これからどうなっていくのか楽しみにしてるので更新頑張ってください! (2017年9月11日 1時) (レス) id: e840d10cb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまぴろ | 作成日時:2017年9月10日 1時