56話〜私side〜 ページ17
いつものように仕事に行って
仕事をこなして
ふうっと息をつくと空中をボーっと眺める
「A」
振り返ると友達の紗季が立ってる
私「紗季・・・
どうしたの?」
紗「何見てんの?
何回も呼んだんですけど」
私「んー?」
紗季は配属は別部署で毎日顔を合わすことはないけど、新入社員研修の時から気が合った友達
お互いに何かあるといつも相談し合ってきた
でもひろのことも、太輔のことも誰かに話せることじゃないから私の方から少し距離を置いてた
紗「久しぶりに飲みに行こうよ」
私「クルミもいるし・・・」
紗「そんなこと言ってー
それは前から変わらないでしょ
でも前は飲みに言ってたよね
A・・・私のこと避けてるでしょ・・・」
私「・・・そんなことないよ・・・」
紗「じゃ、今日は飲みに行きます
いい?」
私「・・・はい・・・」
半ば強引な誘い・・・
でも部屋に帰ってまたさみしい思い出に染まる生活から、少しでも離れられるなら
太輔が言うならリハビリかな・・・
・
・
・
自分で踏み出す一歩のきっかけになればいい・・・
・
・
・
仕事が終わって紗季と待ち合わせ
ふたりでよく行くダイニングバーにいった
「おつかれさまー」
お酒を頼んでとりあえず乾杯
何に乾杯してるんだろ・・・
紗「で、なんで私はAに避けられてるんでしょうか?」
私「だから避けてなんてないよ・・・」
紗「お昼もどこか行ってるでしょ
ぜんぜん合わないし
前は自然に顔合わせてた場所でもまったく会わないよね・・・」
ひろとのことで不安を感じだしたころから紗季と話すのが怖くなった
仲がいい紗季だから不安を口に出してしまうかもしれない
私が抱えてる悩みは誰にも話しちゃいけないこと
だから紗季と距離を置いた
できるだけ会わないように
部署が違うから会わなくても特におかしい話じゃないし
私「考えすぎだよ
避けてなんてないって」
紗「うそ
わからないとでも思ってんの?
仕事中もあんなにボーっとしちゃって
気付いてないかもしれないけどAの笑顔だと思ってる顔
笑顔になってない
心から笑ってないでしょ」
私、笑えてないんだ・・・
148人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たまぴろ(プロフ) - Sayakaさん» こんばんは。いい方に向かってくれるといいですよね。どうしてこんなことになったのか…好きだから何ですけど、驚く程に不器用な藤ヶ谷さんも愛らしいなぁと思ってしまうたまぴろです… (2017年9月15日 2時) (レス) id: 3df5ff19bf (このIDを非表示/違反報告)
Sayaka(プロフ) - こんばんは。太ぴーは自分の気持ちに蓋をして北山くんに頼むってのが1番いいんだと思ったかもしれないけど、主人公ちゃんに自分の正直な気持ち伝えてほしいです。それでいい方向に向かってくれるといいなって思ってます。 (2017年9月15日 0時) (レス) id: e840d10cb4 (このIDを非表示/違反報告)
たまぴろ(プロフ) - Sayakaさん» コメントありがとうございます。好きだからお互いのこと思いやりもするし、必要以上に不安になってしまうものですよね。同じ気持ちなのだからいい方向に向かってくれること信じていてくださいね。 (2017年9月11日 1時) (レス) id: 2e39a5dc13 (このIDを非表示/違反報告)
Sayaka(プロフ) - 初めまして。主人公ちゃんと太ぴーは同じ気持ちなのに離れちゃうのは悲しいですが、これからどうなっていくのか楽しみにしてるので更新頑張ってください! (2017年9月11日 1時) (レス) id: e840d10cb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たまぴろ | 作成日時:2017年9月10日 1時