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一旦家に戻り買ったものを置いてきてからまたお店の前で待つ。
少し経てば、私服に着替えた一虎が出てくる。
スラッとした体型でどんな服も着こなす姿がかっこよく見えてしまうのは初恋マジックだろうか。
何見てんだよ早く行こーぜと何も無かったかのように自然に手を引いて歩く一虎。
そんな態度にムカついて、手を振り払う。
あ、ワリッ と申し訳なさそうな顔をしとけば私が絆されると思っているんだろうこの男は。
1回飲んで奢ってもらってすぐに帰ってやる。そう思いながら一虎行きつけのお店に向かった。
結果。めちゃくちゃとまでは行かなくても普通に楽しかった。
大人になれば会社での飲みが多くなり、プライベートで友達と飲んだり愚痴を言い合ったりする時間は減る。
私も例に漏れずその仲間だ。
いつ出所したのか。
彼氏はいるのか。
松野さんとはどんな関係なのか。
今どんな仕事をしてるのか。
お互いに今までの話をしていれば時間が過ぎるのは早くて、多分お酒を飲むペースも上がっていたと思う。
そのうちお店のサワーを全部制覇したくなって、5杯目まで飲んだのは覚えてる。その辺からの記憶がない。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「なぁ。おい、なぁって。」
体を激しく揺さぶられている感覚がして目を開ける。
そこには一虎のドアップ。
「うわぁぁぁ〜〜！！！！」
一瞬で目が覚め、後ろに下がり自分の姿を見る。
あ、大丈夫だ服着てる…。
「驚きすぎだろ。てか、ずっとスマホ鳴ってるけどいいの？」
自分の叫び声で痛むこめかみを抑えながらスマホの電源を入れれば目に入る表示。
9時13分
不在着信14件
確認しなくてもわかる。職場からだ。
完全に寝坊した。
とりあえず、職場に謝罪の連絡をして一虎に一言いい家を出る。
ここがどこか分からないがGoogleマップで自宅を目指し、急いでお風呂に入って化粧して準備して職場へダッシュした。
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聖 - 続きが待てません、文章の書き方やストーリー、全部大好きです！ (2021年9月24日 19時) (
レス) @page11 id: ea329b45b5 (このIDを非表示/違反報告)
ロキロカ - 私一虎君が大好きなんです！これからも更新頑張ってください！ (2021年8月6日 10時) (レス) id: b7f1a55b66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みちゃ | 作成日時：2021年8月5日 4時
