動物園 ページ12
「ふたりとも、はやく〜っ！」
動物園につくなり、私たちの腕をぐいぐい引いて先を歩く涼太
『涼太なんの動物さんが見たい？』
「う〜ん、、らいおんさんっ！」
「よし、じゃあライオン見に行くか」
ライオンを見に行くことになり、休日で人も多い中涼太はずんずんと嬉しそうに進んで行く
するとライオンコーナーに着くとその足がパタリと止まった
『涼太どうしたの？』
「もしかして…怖い？」
「……ﾌﾙﾌﾙ」
初めて見るライオンの迫力に驚いたのか、玲於の言葉に首を横に振りつつも私たちの後ろにすっかり姿を隠してしまう
『ふふっ、涼太にはまだ怖かったかな？』
「こわくないもんっ、よんさいだもん！」
「ははっ笑、ほかの動物見に行くか？」
「……うん」
強がっている涼太だったが、やっぱり、怖かったらしく次はうさぎさんに餌をやれるコーナーに行くことになった
やっぱりまだ涼太にライオンさんは少し怖かったのかな？なんて思って微笑ましくなる
「みてみてっ！うさぎさんがね、みて〜っ！」
嬉しそうにウサギに人参を差し出しては、それを食べてもらえて喜んでいる涼太
小動物に戯れる涼太は負けないぐらいに可愛い
隣を見れば涼太と同様、真剣な顔をしてうさぎに餌をあげている玲於。そんなに怖い顔しなくてもいのに笑
ﾊﾟｼｬｯ
私は2人が真剣にうさぎに餌を上げている様子をこっそりカメラに収めた
少しずつ私のカメラにも涼太の写真が増えていく
それは涼太と私達の思い出がたくさん増えていっている証拠
今日は涼太が生まれてきてから四年経った日で、特別な日
「ままはうさぎさんにえさあげないのっ？」
『あげるよ、今行くね！』
「うんっ！りょたといっしょにするの！」
『ふふっ、一緒にしよっか』
餌やりに飽きたのかベンチに座っている玲於(カメラを託し、私は涼太と一緒に餌やりを始めた
ﾊﾟｼｬｯ
すると後ろから聞こえるカメラの音
『ん？撮った？』
「うん、Aも涼太もよく撮れてるよ」
「ほんと〜っ！やったあ！」
「あ、そうだ。2人ともこっち来て」
私たちが玲於の元に行けば、スマホを内カメラにしてスマホを構えている玲於
「もっと2人とも寄って！」
『こう？』
「へへ、ままとぱぱとりょた、ぴったりだね〜」
「撮るよ、はいチーズ」
ﾊﾟｼｬｯ
玲於に写真を見せてもらうと、そこには3人が笑って映っている
そしてまた私達の思い出がひとつ増えた
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おしお - リクエストします！出張中に隼君達がきてお手伝いをしに来て涼太君と遊ぶんだけどふざけすぎて散らかしちゃって逆に大変になるっていうお話が見たいです！ (2020年6月13日 17時) (
レス) id: 9ab6e33145 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - おしおさん» コメントありがとうございます、！本当に嬉しいですそのお言葉を糧に頑張ります〜！泣 (2020年5月24日 0時) (レス) id: eef90e60b7 (このIDを非表示/違反報告)
おしお - めっちゃ面白いです！とっても続きが楽しみです！応援してます！ (2020年5月18日 22時) (レス) id: 9ab6e33145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2020年4月30日 11時
