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真人は、少なからず困惑していた。


鳥は空を飛べる。何故なら翼があるからだ。それは空を飛ぶための力であり、器官である。逆を言えばそれがなくては鳥は空を飛べない。

人間には翼がない。して、飛行機や何かの力に頼るならば話は別だが、自身の力のみで空を飛ぶことは不可能だ。

ならば、俺の目の前でふよふよと浮かんでいるあの人間の形をしたものはなんだ?

無造作にぶら下げたハンモックに揺られる俺よりも頭上に浮かんだ、人の形をした薄い物体はなんだ?

認識したが最後、未知な現象?物体?にはてなを頭に浮かべた真人は、一心にそれを凝視した。


「……お前さっきから何見てんの?」



それは、じっと見つめてくる真人を知覚して、認識して、嫌に不機嫌そうに見つめ返した。

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狼煙(プロフ) - いつも作品見てます!体調に気をつけて受験頑張ってください!応援してます! (2021年9月25日 0時) (レス) @page5 id: c6c0c2c12c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:低気圧 | 作成日時:2021年9月25日 0時

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