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『………………………………………………………………眠』

「こんなに間開けといてそれだけ!?」

The・地味代表の山崎が突っ込む。

「何ですかThe・地味代表って!
…まあ、眠いのはわかりますよ、こんなコタツでゴロゴロしてりゃ眠くはなりますよね。でも、新見さん仕事中でしょ?」

『………………………………………………………………お前がやれ』

「だから間が長いんですよ!…が多すぎて、はみ出してるじゃないですか。ダメですよ、副長に怒られますって」

眠い。眠すぎる。
そして、動くのが嫌すぎる。

外に1歩でも出れば木枯らしが吹き、その寒さに当たることになる。

コタツは安全地帯である。天国である。

コタツと結婚したい。

「本当はこの資料に判押すの、新見さんの仕事なんですからね。俺がいて、やっと3分の1ですよ?
…っていうか、俺しかやってないじゃないですか!仕事してくださいよ新見さん!」

『嫌だァァァァァ!つか俺をコタツに入れたのが悪い!
俺をコタツに入れたらこうなることぐらい目に見えてるだろーが!馬鹿なの!?馬鹿だろ副長!!!』

「誰が馬鹿だ」

パンっと勢いよく開く襖。
恐る恐る振り返ると、そこには土方さんがいた。

「テメーらがちゃんとやってるか見に来たんだが…2人でこれはちょっと遅すぎやしねェか?
…新見。お前の近くにある資料が少ねぇ、と言うより全く無ェ様な気がするんだが?気のせいか?」

『気のせいですよ。疲れてるんです、ストレスが溜まってるんでしょう。ほら、ゆっくり休んでください』

「おう、ありがとよ。…じゃねえ!俺の疲れとストレスの7割位はお前が原因だわ!」

お、見事なノリツッコミ。
と拍手すると、「今すぐたたっ斬ってやろうか」と剣を構えた。

「ちょ、副長!それ真剣!新見さん死んじゃいます!」

「死ねばいい!つか死ね!」

「沖田隊長みたいな事言わないでください!」

『……ちなみに、残りの3割は?』

「…総悟とか山崎とか近藤さんとか……じゃねェっつってんだろーが!何他人事のように聞いてんだ!」

「俺も!?俺もストレスの原因なの!?」

「コタツと山崎は没収!コレが終わるまでこの部屋を出んじゃねェぞ!」

『……いやぁあぁああああああああああああああぁぁぁ!!!』


新見さん終了のお知らせ。

皆……今までありがとうな…。


「新見さん…そんなに俺の事を…!」

『コタツゥウウウウウ!!!!』

「えぇそっち!?まぁ知ってたけど!」

しってたんかい。

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作者名:グミ | 作成日時:2019年11月16日 18時

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