8 ページ8
・
『………………………………………………………………眠』
「こんなに間開けといてそれだけ!?」
The・地味代表の山崎が突っ込む。
「何ですかThe・地味代表って!
…まあ、眠いのはわかりますよ、こんなコタツでゴロゴロしてりゃ眠くはなりますよね。でも、新見さん仕事中でしょ?」
『………………………………………………………………お前がやれ』
「だから間が長いんですよ!…が多すぎて、はみ出してるじゃないですか。ダメですよ、副長に怒られますって」
眠い。眠すぎる。
そして、動くのが嫌すぎる。
外に1歩でも出れば木枯らしが吹き、その寒さに当たることになる。
コタツは安全地帯である。天国である。
コタツと結婚したい。
「本当はこの資料に判押すの、新見さんの仕事なんですからね。俺がいて、やっと3分の1ですよ?
…っていうか、俺しかやってないじゃないですか!仕事してくださいよ新見さん!」
『嫌だァァァァァ!つか俺をコタツに入れたのが悪い!
俺をコタツに入れたらこうなることぐらい目に見えてるだろーが!馬鹿なの!?馬鹿だろ副長!!!』
「誰が馬鹿だ」
パンっと勢いよく開く襖。
恐る恐る振り返ると、そこには土方さんがいた。
「テメーらがちゃんとやってるか見に来たんだが…2人でこれはちょっと遅すぎやしねェか?
…新見。お前の近くにある資料が少ねぇ、と言うより全く無ェ様な気がするんだが?気のせいか?」
『気のせいですよ。疲れてるんです、ストレスが溜まってるんでしょう。ほら、ゆっくり休んでください』
「おう、ありがとよ。…じゃねえ!俺の疲れとストレスの7割位はお前が原因だわ!」
お、見事なノリツッコミ。
と拍手すると、「今すぐたたっ斬ってやろうか」と剣を構えた。
「ちょ、副長!それ真剣!新見さん死んじゃいます!」
「死ねばいい!つか死ね!」
「沖田隊長みたいな事言わないでください!」
『……ちなみに、残りの3割は?』
「…総悟とか山崎とか近藤さんとか……じゃねェっつってんだろーが!何他人事のように聞いてんだ!」
「俺も!?俺もストレスの原因なの!?」
「コタツと山崎は没収!コレが終わるまでこの部屋を出んじゃねェぞ!」
『……いやぁあぁああああああああああああああぁぁぁ!!!』
新見さん終了のお知らせ。
皆……今までありがとうな…。
「新見さん…そんなに俺の事を…!」
『コタツゥウウウウウ!!!!』
「えぇそっち!?まぁ知ってたけど!」
しってたんかい。
51人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:グミ | 作成日時:2019年11月16日 18時