検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:19,921 hit

18 ページ18

◆銀時side

新見が万事屋に。しかも1週間も。

そう本人の口から聞いた時は、即追い返そうと思っていた。
だが、金の話となると話は別だ。

逆に税金で食って生きているこいつら。いつもならムカついている頃だが、これはまぁいい財布である。

1週間ずっと俺らは金を使わずこいつに使わせることが出来るのだ、この手を利用しねェ訳には行かねーだろ。

「えーと…じゃあ手始めにファミレスでパフェを……ぐはっ、てめっ何すんだ神楽!」

「何が手始めアルカ。こんないい財布…いや、とってもとっても優しい志樹が折角来てくれたネ、もっと豪華なもの頼むべきアル」

『あのチャイナ娘。いい財布って言葉聞こえてんだけど。思っきし聞こえてんだけど』

「きっとそれは空耳アル。とにかく、私はこの回らない寿司を食いたいネ」

「パフェだっていいだろーがァァァ!!!パフェだって充分豪華だろ!?」

『あーもう、どうでもいいからそんなこと。どっちも奢るから喧嘩すんな、万事屋大人気ねーぞ』

どうでもいいからそんなこと。なんて言われて「どうでも良くねーけど!?」と言い返したかったが、奢ってくれるようなので仕方なくその言葉を飲み込んだ。
だが、最後の言葉は聞き捨てならない。

神楽も真似して、「大人気ねーぞ」ニヤリと笑った。

2対1はないって。ふざけんなよ。

一方新八は俺らの喧嘩を無視して出前のチラシを凝視している。

「オイぱっつぁん、何やってんだ」

「銀さん…この店、1000円分のご注文をされた方に限り、限定お通ちゃん缶バッジプレゼントですって…!行きましょうよ、ステーきんぐだむ!!」

なんだよ3対1なんて負け決定じゃねーか!!銀さんに味方はいないってか!
…あ、パフェも奢ってくれるんだったわ。

「何その店名。だっせ…、寿司行って、パフェ食って、そんでまたステーキだァ?」

『ん、いーよ。何でも好きにしたらいいよ。ガンガンいこうぜ』

「うん、ホント新見くん良い奴だな、見直したぜ。でもさ、ドラクエの作戦コマンドみたいに言わないでくれる?」

『何変なとこ怒ってんの?別に良くね?』


19→←17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:グミ | 作成日時:2019年11月16日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。