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#9 ページ10

唇が震える。
こういう時の五条は、何言っても無駄だ。答えれば何をされるか分からない。だが答えなくても何されるか分からない。

怖い。

声が出ない。

何も言わず五条から目を逸らしたままの私に、「はやく答えろよ」と五条は急かす。

「あんまり僕って気が長い方じゃないの」

『…す、すまなかった』

「謝罪は要求してないよ。僕は訳を聞いてるだけ」

どう言えばいいか分かんなくて、謝ったらそう返されてしまった。

これは、…正直に話した方が、身のためだな。

私は声を絞り出した。

『腹が、…減っていたんだ』

「腹?」

『そうだ。彼奴らは、飯を奢ってくれると言うし…何分金なんぞ持ち合わせていなかったし』

どんな反応だろうか、結果が怖い。

沈黙が、漂う。

「なーんだ、そういう事ね!良かった、てっきり僕に飽きちゃったのかと思った」

その沈黙を、思っていたよりもはるかに軽い明るい声が破る。

顔を上げると、ニコニコと嬉しそうに笑う五条がいた。
さっきまでのシリアスはどこいった?

『あ、飽きるわけないだろ』

「そうだよね〜!もし飽きたとか言ったら、殺してやろうと思った」

いやぁ良かった良かった、と私から起き上がる五条の言葉がホントにやりかねなくて身体がブルりと震えた。

でも、これは、…一件落着、でいい、のか?

「じゃあさ、A。もう二度と僕から離れないって誓える?」

『あ、…ああ。誓うよ…』

これ以上やらかしたら本当に殺されかねない。奴ならやりそうだ。

「本当に?」

『ホントだ!』

























「…じゃあ、ちゅーしてよ」

『……』
















は?

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , ヤンデレ
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グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» 出来ますよ!いえいえこちらこそ何度もリクエストありがとうございますー! (2021年1月8日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - リクエストで、熱が出ちゃったら、ってお願いできますか??何度もすいません! (2021年1月7日 19時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - グミさん» リクエスト、応えてくださってありがとうございます!五条先生のヤンデレ感が加速していて、すごくおもしろかったです(笑)更新頑張ってください! (2021年1月4日 8時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みどりちゃ。(プロフ) - 五条先生がヤンデレってトコが性癖にグサッと刺さって、いつも楽しみです!更新頑張って下さい! (2021年1月3日 23時) (レス) id: 2c92b3b212 (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» リクエストありがとうございますー!全然できますよ!是非作らせていただきますー! (2021年1月1日 12時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グミ | 作成日時:2020年12月3日 7時

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