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「……本当ですか?…いえ、凄く助かります……!できるだけ駄目にしないように大切に着てはいるんですが、やっぱり俺の力及ばず痛めてしまったりするので……耐熱性のある軍服が出来れば長持ちしますし助かります……!」
「服飾部隊の方のお仕事を目の当たりにしたのは初めてです。……その、恥ずかしい話ですが今まで戦闘以外にあまり関わってきていなくて。なので凄いです、こんな素敵な技術を持つ方が、沢山いらっしゃることを知れてよかったです」
「こんにちは、天城さん。軍服の件ではお世話になりました。着心地もよくて長持ちもしそうですし、本当貴方に頼んでよかった。また何かあれば頼らせてくださいね。……あ、あと今度良ければお礼もさせてください。」
「……おっしゃる通りです……まさか増えた火傷まで見抜かれるとは思いませんでした。あはは、そうですね、本当しっかりしないと駄目ですね……手当て、ありがとうございました。」
「頭から消毒液かけると脅されたのは初めてです…!。…というか叱られること自体家族に会わなくなってからは久しぶりな気も……ふふ。…いえあの、反省はしているんですけれど。人のために怒れる貴方が、医療部隊担当でよかったと思いまして。」
「本当に腕がいいんですね。俺は戦闘以外はさっぱりですので、なんだか感動してしまいます。…俺は、そうですね…怪我は、着実に減ってはいるんですよ……?」
「……戦闘部隊以外の部隊の方は俺達戦闘部隊のサポートや、戦闘部隊だけでは手が回らないような所に手を回して下さっているんです。戦闘部隊が、戦っている者が偉い訳ではありませんし、それに優劣なんてつけようと考えるのは可笑しな話ですよ。」
「彼らは立派な軍人です。…馬鹿にしないで頂きたい」
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