🍶 ページ18
「___ああ、ううん………大丈夫、だよ?」
「…………あ………!…ええ、と………帰ろう、か………。っあ、腕離さないとね…。」
「それ、俺じゃ駄目なの。__うん?なに?別に怒ってないよお、ただ俺じゃ駄目なのか聞いただけ。ただの疑問だってば、これでも他の人に頼るようになって喜んでるんだよ?ふふ……で、どうなの。」
「…俺だって、負けてないから。…あの男、誰だか知らないけど俺の方が璃さんのこと___…いや、やっぱ何でもない。…お友達だっけ?…ああ、知り合いね。なんでもいいけど話してきたら。……もういい?ふ、ふーん………もういいんだ………へえー…」
「いいこと、あったんだ。ねえ、今日何が……何でもない…それはよかったね。璃さんが楽しそうだと俺も嬉しいよ。…なあに、疑ってるの。本当だよ」
「嫉妬するからやめてって、いえる関係だったら良かったのになんて………もう遅い、か。」
「少しだけでいいから、一人にさせてほしいんだ。………いいでしょ、俺たちはただのバディで、特別な何かがある訳じゃないんだからさ。だから、ちょっと…ほんとに余裕ない、から。おねが、」
「………嫌いじゃないよ。好きだよ………なによりも誰よりも愛してる。……重いの、嫌かな?」
「…まあ、昔ちょっと、放っておけないやつがいてね。だから簡単な三つ編みくらいなら元々できたんだけど。………それ以外は、そうだなあ。まあご想像にお任せするってことで。ふふ、都合のいいように解釈していいよ。」
「呼び捨てがいいの?ふうん………る〜り♡はい、お気に召した?………ちょっと待ってそんなに拒否されると流石に辛い。ごめん」
「甘えるの下手だよね。………馬鹿にしてるわけじゃないよ。その分を埋められるくらい俺が沢山甘やかせばいいもんね?もう、そんなつれないこと言わないの。悪いようにはしないから。」
「……あんまり他のやつばっか構ってると…嫉妬しちゃうなあ………なんてね。まあ今日はゆっくり休みなよ、最近忙しかったんでしょ?仕方がないことだってあるよ。…あ、でも嫉妬云々は嘘じゃないから、忙しいのが終わったらちゃんと構ってね。待ってるから。」
「__関係の名称が変わっただけ、か。璃がそれでいいならいいけれど。」
「別に不満な事なんてないよ。__ただ、嫉妬も執着も、俺が抱えてる分だけ、同じだけしてほしかったなあ…って、おもっ、て………?」
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