検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:5,498 hit

🍶 ページ17

「こんなの、支え合いじゃない。だって支え合いだったら手を煩わせるなんて言葉出てこない。ふざけるな、何が支え合いで何が助け合いだ。全然頼らないのはそっちのくせに………これじゃ何も前と変わんない、これじゃ、駄目なんだ。」

「…だから俺は、お前のそういうところがだいっきらいなんだよ!お前はそれで良いかもしれないけど、っ…周りが、どれだけ心配してるのか分かって…!」

「__っあ?!ごめ、ごめん。ごめんね…ごめんなさい。死なないで、嫌だ。どうしよう、どうすれば___だ…大丈夫…か。……そう、大丈夫なら、いいや。過保護はうざったいんだっけか。……距離を置こう。頭冷やしてくる」

「…帰らないよ…なんでって…帰りたくないから。暫くは顔も見たくな…っな?!何、すんだっ……!っ離せ!どうせ、彼女は俺じゃなくてもいいんだよ!頼ってもくれない、大人しく守られてもくれないなら俺いらないだろ?!居ないほうがいいんだよ!今の俺は負担でしかないんだからさあ!」

「なにっ……何して!止まって、やめろ!………っは?あ…?………背中、擦るから。…うん……包丁、預かる…手、離せる?怪我は…無いか。ベッド行こう、一旦寝て落ち着いた方がいい。………そばに、いるから。うん、ずっと………」

「嫌いは、嘘で…本当は嫌いじゃない…寧ろ、好きで…大好きだから………だから、約束…守りたくて…支え合いが、したくて。ごめん。ねえ………ここまで追い詰めることになるとは思わなくて。………こんな、言い訳が、したい訳でもなくて………」

「………もっと、頼って。必要として欲しいんだ。これじゃ、ただの我儘だけど……駄目かな」


「んむ……おいひ…美味しい。ちょ、ちょっとまってね。……凄いね、これ食べる前に切るんだ。初めてみた。…あと、僕がオムライス好きって言ったの覚えてたんだ。」

「死に逃げられないってのは不便だ。何をやろうにも責任感がつきまとってくる。……でも、これでいいんだ。ようやく真っ当に生きてみようって思えたんだから。」

「妖刀無しだと戦えないなんて誰が言ったんだよ?っはは、悔しいなあ?…それよりもお前は俺が持ってるはずの妖刀の行方を気にしたほうがいいんじゃないか?一本はお前に刺さってる、じゃあもう一本は?__挑発に乗って集中が切れたな馬鹿野郎。ほら、お前があんなに見下してた人間に後ろを取られた。残念、俺は一人で戦ってるわけじゃないんだよ」

「少しだけ自分を好きになれたんだ」

🍶→←🍶



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ろぺ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年1月6日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。