お屋敷。 ページ4
終始無言のまま私はとても大きなお屋敷に連れられた。
玉「ここが、今日からA様のお屋敷です。」
「こんなとこが・・・??」
信じられない・・・。
そしてまた大きなエントランスホールに連れられると・・・。
弟「おねぇちゃんだ!!!」
妹「おねぇちゃん!」
弟たちが駆け寄ってきた。
弟たちはとても高そうな子供のブランド服に身を包みとても笑顔で言った。
弟「おねぇちゃん!僕ね!3DSもらったの!!」
「え!?誰から?!」
弟「駿一おじいちゃんだよっ!!」
「え゛!?本当!?」
駿一おじいちゃんと軽々しく財閥の社長を呼ぶ弟の度胸に驚いた。
妹「あたしね!宏光おにいしゃんにね!ドレス着せてもらった!!」
「えぇっ!?宏光お兄さんって誰!?」
妹「んと〜〜〜。ひつじしゃん!!とってもかっこいいの!」
「かっこいい羊〜〜〜!?」
玉「宏光とはこの家の執事兼運転手です。」
「あぁ!そうなの! よかったね。」
妹「うん♪」
・・・。
どうやらもう弟たちはこの生活に慣れたようだ。
母「お帰りなさい。」
「お母さん!!」
お母さんは見たこともない上品な服を着て私を迎えた。
「これ、どういうこと?!何で勝手に決めたの!?」
母「玉森さんから聞いてると思うけど、私たちは今日から神宮寺になったのよ。」
「そんな・・・!」
母「これからのことを考えるとこれしか方法はなかったのよ・・・。」
・・・。
確かにこれから弟たちも成長するし、私だって当分はお金が必要だ。
しかし今までのような暮らしぶりじゃ私もお母さんが働いたとしても、
到底いい思いはできないだろう。
そう考えると正解かもしれないけど・・・。
勝手に決められたことが嫌だった。
「・・・。わかったよ・・・。」
しょうがない。
今日からここでお世話になるんだ。
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由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!!続きが気になります!! (2016年2月21日 2時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 面白いです!!この続きすごくきになるので更新頑張って下さい!!! (2015年7月16日 15時) (レス) id: 3fc9186e94 (このIDを非表示/違反報告)
藤森まりあ - ちーさん» コメントありがとうございます!それ聞いて安心ですw (2014年1月22日 15時) (レス) id: d65151b26a (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ブラック玉森たまらん(*/ω\*) (2014年1月13日 18時) (レス) id: df883d446d (このIDを非表示/違反報告)
藤森まりあ - ラビットさん» そうですか!わかりました。参考になります!貴重なご意見ありがとうございます。あと、二回書いてしまったことは気にしないでください! (2014年1月11日 16時) (レス) id: d65151b26a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤森まりあ | 作成日時:2013年10月12日 16時