プリンス+執事＝甘い騒動。 Yuta Tamamori

謝罪。 ページ29

玉「お嬢様、このたびのご無礼申し訳ございませんでした！！」


・・・。


自室に戻るやすぐに謝罪された。


意外だった。


「・・・。もういいよ。戻ってくるものじゃないし・・・。」

玉「・・・。申し訳ございませんでした・・・。」


深く頭を下げられる。

なんか、やだな。これ。


「もういいから！顔を上げてよ。」

玉「ですがっ・・・！」


「もういいよ！！本当にさ。」


勢いよく言ってしまった。


「謝ったところで、私のファーストキスが戻ってくるわけじゃない。

　今までの事がすべてリセットされるわけじゃない。・・・でしょ？」


玉「・・・。さすがお嬢様。やっとおわかりになりましたか・・・。」


え・・・！？


じりじりと迫る影と影―――― 。



高鳴る心臓――― 。



本能的に感じる危なさ―――― 。



逃げな(( ドン！！


玉「俺がそんなに謝るとでも思った？？((にや」


「！？」


玉「その、怯えた顔。まじ、そそるんですけど・・・。」


「は！？ んっ・・・！」


いきなりキスされた。

それもフレンチじゃないほう！


離して！！離してってば！！

声にならない叫びを上げる。


玉「はぁ。 お嬢様、ってば超かわいい。」

「///！！」



――――ここに私の執事ことドSな悪魔がいます。

そういう問題じゃなくて・・・。→←会ってしまった。

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