プリンス+執事＝甘い騒動。 Yuta Tamamori

馬鹿にされた！？ ページ23

ものすごく大きい玄関から家に入ると・・・。

玉「お帰りなさいませ。お嬢様。」

出た。裏表執事。


でも、あれ？

「お母さん達は？」

玉「奥様達はお出かけになりました。」

「へぇ〜。」

いないんだ。

私は自室に行って今日の宿題を片付けることにした。

「私宿題やるんで・・・。」

玉「かしこまりました。」

終わらないと本当にまずい宿題が溜まっちゃってるんだよね〜。＞＜

バイトに熱中しすぎたわ。反省。



in 自室


「あーーーーーーーーーーー！！！こんなのわっかんないよっ！！！！」

なんでこんな絶対日常で使わない数学までやんなきゃいけないのよっ！！

意味がわからん！！＞＜ これは、ひょっとして私へのいじめか？

かちゃ。

「？」

玉「お勉強でお疲れかと思ったので紅茶でも持ってきました。」

おっ！気が利く！！

「ありがとうございます。」

ゆっくり紅茶をすする・・・。

はぁ、温かい。おいしい。


玉「こんな簡単なので、悩んでんの？」

ん？今なんと？

玉「だーかーら、こんな簡単な問題でお嬢様は悩まれてるんですか？

　 ひょっとして、お嬢様は馬鹿でいらっしゃるの？」

・・・。


今、ものすっごく馬鹿にされた気がする・・・。

しかも、執事に！！

「なんで、執事にこんな扱いされなきゃいけないのーーー！？激おこぷんぷん丸っ！！」

じゃあさ、じゃあさ、

「これ、できんの？」

玉「できるよ♪」

と、私からペンと紙を借りて、あっという間に解いてしまった・・・。

しかも、合ってるし！！！

うわーーー、なんかむーかーつーくー！！

「なんで、こんなのパッパとできちゃうわけ？！」

玉「んー。わからんぷぅー。」

・・・・。

こいつ、まじかよ・・・。orz


玉「教えてあげよっかー？それ、終わらせないといけないんでしょ？」

「え・・・！？」

確かに教えてもらいたいけど、なんか教えてもらったらはめられたような気分になるな・・・。

どうする、A・・・。でも、終わらせなきゃ本当にまずいんだ！！


「・・・・。お願いします・・・。」

玉「かしこまりました。」

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