１ ヒナside ページ2
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今日はヨコの誕生日 。
日付が変わる時間まで会議室を借りるっていうのは
このご時世やと特に厳しかったりする中
関係者の協力のもと実現した 。
みんな去年は直接のお祝いが出来へんかったからか
プレゼントを手渡し出来ることに張り切ってて
日付が変わった瞬間 、おめでとうコール 。
賑やかなあまり 流石に注意はされた 。
歳重ねるごとに落ち着き無くなってないか ？笑
そして 本日の主役がダントツ声でかいっていうな 。
照れ隠しするほど分かりやすい素直な可愛いヤツ
なんて 、ちょっと思ったりして 。
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.
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「 みんな準備してる？ 」
「 ばっちり！ 」
「 何？おれなんも聞いてないねんけど。 」
「 ヨコちょは主役やからねぇ 」
「 あぁそういうことか！ええのに・・ 」
「 とりあえず俺すぐやから１番もらうわ！ 」
事前にプレゼント持参してきてることは内緒やから
ヨコはちょっとだけビックリしてたけど 、すぐ
嬉しい気持ちが伝わってくる程のニヤつき具合 。
ほんっま呆れるくらい顔に出やすい奴や 。
「 横山くん誕生日おめでとう。 」
「 おぉ、ありがとう。・・・ 」
「 ？ 」
「 ？ 」
今年も順番に一人一人おめでとうタイム 。
「 ・・・プレゼント期待した？ 」
「 別にしてへんけどっ 」
「 アハハっ、ちゃんと準備してるよ〜。誕生日おめでとう 」
「 ありがとう。・・何これ！粉タイプとかオレ使ったことない！すご！ 」
大倉からのプレゼントは最近 、俺らの新曲で
カップリングとしても入ったり 、何かと話題にある
��クリームシチュー��。
「 そのまんま飲むのが好みかもしれんけど、横山くんが最近よく良いって言うてるアーモンドミルクで作っても美味しいらしいから良かったら試してみて 」
「 シチューも出来んねんな。今度やってみるわ、嬉しいなぁ 」
「 おにぃ作ったら感想教えて〜 」
「 合うんかな？ 」
「 料理する大倉が言うなら間違いない！ 」
「 俺アーモンドミルクでシチューは作ったことないけどな 」
「 ないんかいっ！ 」
大きい口を開けて楽しそうに笑うヨコにつられて
みんなが笑顔になる 平和な空間 。
相変わらずプレゼントはクセあるけど こんな時しか
言わせてくれへんシャイな最年長に ここぞとばかり
みんな普段の感謝や届けたい想いを気持ち込めて
準備してんねやろな 。もちろん 、俺も含めて 。
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作者名：Y ⌒ き み ひ な 。 | 作成日時：2021年5月9日 20時
