162 玉森SIDE ページ16
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肌寒いね〜
そう言いながら、Aと手をぎゅっと握る。
さっき手を差し出しても、
ごめん、考える時間ちょうだいって
あの場からまた避けられるのかと思った。
だから、断られる覚悟で言ったつもりなのに…
あ「本当はね」
スウェット姿にぼさっと乱れた髪
どことなく懐かしく感じた。
あ「高校の時のこと、話そうと思ったの。
理由もなしに別れて…
そこから裕太と会ってなかったし
曖昧なままは嫌だなって。」
「うん、」
あ「でもね、なんか……
今更そんなの裕太だって気にしてないよねって
話すのやめちゃった。」
ごめんって付け足した後に
反省しているのか
顔を俯かせた。
ちゃった……って
言い方ずる//
「じゃあ出てった理由は？」
でも俺、ちょっといじめます。
あ「……それはさ、
なんだろう…難しい。」
少し言葉濁らせながら
握っている手が緩む。
「ガヤが好きだったから？」
あ「だからそれは違うって…っ」
「俺に飽き飽きしたから？」
あ「それも違う。
そんな理由で出てったら
それこそ今更ってなるでしょ。」
「じゃあなんで？」
俺より少し前に行って、
髪の毛で顔隠して、
放そうとする手を
ぐって引き寄せた。
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涼風(プロフ) - ねぐせさん» ねぐせさん！いつもコメントありがとうございます(´▽｀)こんな毎日だったらいいなってただ只管な私の妄想です(笑)共感してくれてうれしいです。やっぱり玉森君にはこういう感じが一番お似合いですよね◎ (2017年7月3日 23時) (
レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
ねぐせ(プロフ) - こんにちは！涼風さん！もうこの小説の玉森くん可愛すぎて……。更新される度毎回癒されてニヤニヤしてます笑これからも頑張ってください！ (2017年7月1日 22時) (レス) id: 81df8c1a44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼風
| 作成日時：2017年6月4日 22時
