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・
裕太のそういうとこ。
そういうとこを言ってるの、分かってよ。
・
何が好きだから、よ。
今言わなくたっていいのにさ。
本当このチワワは。
・
手を振りほどいて、
少しお酒が匂う室内。
立ち上がり裕太の横を通った。
玉「待っ……」
背高いし、
男の人だから掴まれるとそうそう逃げられない。
だから早足で部屋から出た。
・
軽率だった。
怪我してるからって、
全然遠慮もなく裕太の手なんか振れちゃって。
そんでもって、
べろべろに寄った挙句
この家に戻ってきちゃうなんて。
バカなのは……私のほうだ。
酔いが冷めてきた今頃
後悔したって遅いけど
この猫の混ざる匂いと
裕太の練習用で置かれてあるウィッグと
よくわからないポエムの書いてあるカレンダーと
変な形をした観葉植物、カチカチ一際うるさい時計、
そこら辺に投げ出されてある裕太の靴下、
いつも決まって置いてある雑誌、ベージュのソファ、
裕太の大好きなお煎餅とおかきのカンカン
なんか全部が懐かしく思えてきちゃって・・・
・
ここだ。
私が帰ってきたかった場所は、
・
前一人で住んでたあそこでもなく、
太輔の家でもなく、
この家なんだ。
そう、思ってた頃には
裕太にギュッと抱きしめられてた。
・
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涼風(プロフ) - ねぐせさん» ねぐせさん！いつもコメントありがとうございます(´▽｀)こんな毎日だったらいいなってただ只管な私の妄想です(笑)共感してくれてうれしいです。やっぱり玉森君にはこういう感じが一番お似合いですよね◎ (2017年7月3日 23時) (
レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
ねぐせ(プロフ) - こんにちは！涼風さん！もうこの小説の玉森くん可愛すぎて……。更新される度毎回癒されてニヤニヤしてます笑これからも頑張ってください！ (2017年7月1日 22時) (レス) id: 81df8c1a44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼風
| 作成日時：2017年6月4日 22時
