FIRST LOVE.3

141 ・玉森SIDE ページ43

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松「花見に行きたいとか言うじゃん？

そのくせして
虫が嫌だとか、
化粧直すのに必死だったり
前髪ばっか気にしてたり。

マジこっちは楽しくねぇっつーの。




んで？
夜桜行きたい？

暗くて見えな〜い
こわ〜い。

ふざけんじゃねぇよ！」









開始早々まだ一時間も経ってないのに
松田の愚痴は止まらない(笑)









「何、急に(笑)

そう言うことがあったの？」






松「この子いいな〜って思った女の子を口説いて
誘ったらこのありさま。


ご飯食べ終わった後も
一応財布は出すんだけど俺が払うよって言ったら
え〜、いいのぉ〜？
ありがとう〜！

って、いや奢ってもらう気満々でしたよね？
だったら財布出さないで
ごちそうさまでした〜って冗談交じりに言ってくれたほうが
全然いいんですけど！！！…みたいな。」








「あ〜、でも俺そっちの方が嫌かも。」





松「なんで？」






「松田はさ俺と違って
結構ぐいぐいいける人だからそういう人がいいのかもしれないけど

俺は・・・
あんまり合わないかも。」









松「あ〜じゃああれだ。

玉森君て〜可愛い顔してるのに
彼女いないの〜？意外〜！

って言う感じ系無理っしょ」








「いや、もう絶対無理！

無理って言うか…怖い。
ノリについていけないもん。」





松「お前らしいな(笑)」






「え、みんなそうじゃないの？」






松「ん〜…まぁそういうやつもいるかもしんねぇけど

大抵ウェーイみたいな人多いんじゃね？」









片手にビールと枝豆持って
頬杖付きながら

楽しい事起きねぇかな〜？って。



激しく同感。









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