FIRST LOVE.3

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別に結衣を信用してなかったからとかじゃないの。









約束は約束。









私から言いだしたくせに
秘密事を話しちゃうなんて…そんなこと当然できなかった。









もちろん裕太に許可をもらって
話すっていう手段もあったかもしれない。



言おうと思った時はあったの。


だけど、言うタイミングがなかなかなくて…。









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放課後、テスト終わったしどっか遊びに行こうか。って
私は結衣を誘った。









当時、なんでかよく分からなかったけど
ミスドに行ったのは鮮明に覚えてる。









ありったけのドーナツを買って、
甘々のミルクティー頼んで。





話があるって、
スカートの上で汗かいた拳をぎゅって握って
裕太と付き合ってること話そうとした。









そしたら。





仲良すぎたせいか、
これだけ一緒にいたっていうのもあって




タイミングが変なとこで合っちゃったんだよね。









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結『実はね。私。


玉森君のことが好き……なんだよね//』









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前から結衣には好きな人がいることは知ってて。

だけど名前とかは知らなくて。









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「え…？」









やっと言えた〜〜。


私緊張したんだよね〜。









ホッとしながら

いつものようにふわっと笑う結衣の顔見たら。









………練習してた言葉が出てこなくて。









『……っそう、なんだね。』








結『どうしたの？きだっち。』









動揺した顔隠しきれなくて、

トイレに駆け込んで思考停止した頭を必死に叩き起こそうと
歯を食いしばって言葉を探してたのを覚えてる。









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