好きな人の愛し方。4

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北山先輩SIDE









あいつの前でもあんな笑顔見せてるのか、

俺しか知らない全部を、、、って



そう考えると何もできなくなった。









あ「重いですよね、

私平気なんで…


「いいから。じっとしてろ。」








なんでこうも、

自分の気持ちをはっきり伝えられないんだろう。




プライドなんて捨てればいいのにって

んなのわかってんだよ。




わかってんだけど、





絶対今の気持ちをAに伝えれば
傷つけそうで上手く言葉に出来ない。









「あぁ〜！！！帰ってきた！！」



「ごめんね〜Aちゃん！！」









半分泣きそうになりながら女子たちが寄ってくるから
俺はゆっくりAを降ろしてその場から離れた。









あ「ごめんなさい、私こそ」



「ううん！そんなことないって！」


「無事でよかった本当に・・・」








わーわーキャーキャーした後、
Aは辺りを見渡してる。



無理もない。









あ「玉森先輩は？」









・









「あ、なんか奥さん倒れちゃったみたいで」









あ「・・・え、」




「心配だよね。

行ってくるって急いで帰ってっちゃった。」









俯いて
そうですか、って言って



見え見えのその態度に
俯きたくなるのは俺のほうで。









「煙草吸ってくる」





最近まで煙草は我慢してたけど

このムズムズした気分を晴らしたくて外れた場所に行った。









・

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