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Side / Uratanuki




あの日から俺はキミを探しながらも、今を精一杯生きている。



歌い手もはじめ、志麻、坂田、センラと出会え、ありがたいことに4人で両国、武道館、幕張メッセにも立たせて頂いた。
あの日のキミがいたからこそ、俺は今こいつらと出会えた。

キミはそんなことないよって言うだろうけどな。




今日はいよいよ浦島坂田船ハロウィンパーティーファイナル、横浜アリーナだ。チケットもsold out。満員だ。



「緊張してんの?うらたさん」



俺がぼうっとしてたからか、坂田が声を掛けてくれた。



「してないって言ったら嘘になるけどな。それよりも、楽しみで仕方ないわ。」




そうよなそうよな と坂田が頷きながらもそう言う。




「うらたーん!もうすぐやで!」「坂田も早く来いよな〜」



遠くからしませんの呼ぶ声が聞こえる。

そろそろ出番だ。





「頑張ろうぜ!相棒。」



「やな!」




俺も坂田も、しませんの元へ向かって走った。ファンのため、キミに出会うため、今日もステージに立って歌うよ。今、キミはどこにいるかな?もしかしたらステージ見に来てくれてたり?
俺はあの日から頑張ってるよ。キミにあったら全部、全部話したい。こいつらのことも、未来のことも。



今日もステージで歌うよ。キミに歌声が届くように。





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作者名:ひより | 作成日時:2019年10月8日 23時

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