夜に駆ける 3 A.M × N.K (ページ38)

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潤くんからの問いかけに、すぐに答えを出した

本能というか、今この言葉を出さないと

自分の気持ちが揺らいでしまうと思った。

「そっか。俺、運命って思える人に出会ったことないからよく分かんないけど、

　結婚ってやっぱり大事なターニングポイントじゃん。

　一回ここでセーブです！って感じ。セーブしたら過去には戻れないから

　だから、覚悟があるんだったらその人と最後まで添い遂げて欲しいな。」

「うん・・・・・。」

「でも、言っとくけど。まだセーブポイントへの一歩を二宮くんは踏み出してないからね。

　まだ、戻れるからね？」

「・・・・・・・・・うん。」

ね？ね？と何度も潤くんは言ってくる

オレが引きとめて欲しいんじゃなくて

潤くんが引きとめたいんじゃないの？

オレは覚悟を決めるためって言ったのに・・・・・

でも、サングラスをかけてでも分かる潤くんの目のギラギラさに笑ってしまった

「・・・・ふふっ！もう、潤くんどうしたの？ていうか、
　潤くんそんなにゲーム好きだったっけ？」

「まあ、ちょいちょいやるよ(笑)」

「じゃあ、今度やろ？オレゲーマーだから(笑)」

「対戦だな。じゃ、帰ろっか。」

「うん！」