夜に駆ける 3 A.M × N.K (ページ34)

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「け、結婚・・・・・・・！？っあたたたた・・・・・」

その2文字に驚いてしまいまた腰を痛めた

「大丈夫？」

「大丈夫です、そ、それより結婚とは・・・・・・？」

「あー、まあ結婚って言うと大げさかもしれないな。

　俺が住んでる場所、パートナーシップ制度が施行されたんだよ。」

パートナーシップ制度・・・・・テレビのニュースで聞いたことがある

確か同性のカップルや事実婚の異性カップルに対して
2人のパートナーシップが婚姻と同等であることを承認してくれるみたいな・・・・・

でも、実質結婚するようなもんだよね・・・・・？

「すぐにとは言わないよ。」

びっくりしているオレに補足するように翔さんが言った

「あと、申請する前に式挙げちゃおうよ。小さい式場借りて2人でさ。」

「う、うん・・・・・・・・・・」

妙に翔さんの声が早口に聞こえる

外堀を埋めてどんどん話が進んでいくような

「・・・・・・やっぱり嫌？」

「・・・・・・嫌ではありません。でも、

　もう少し考えてもいいですか？すみません・・・・・。」

「いいよ。自分が思ってること正直に話せる和也も素敵。待つよ。」