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「翔さん・・・・・んっ・・・・・」
ボクの返事を待たずに翔さんはキスをした
まだ同意してないのに・・・・・！
口がついてすぐ離れる短いキスを何回も、ボクが喋る隙を与えてくれない
だから、翔さんの腰に腕を回して行動で『同意』を示した。
「はあ・・・・・・はあ・・・・・」
熱い息を漏らし、お互い見つめ合う
翔さんの唇にボクの赤い口紅が付き、熟れた林檎のようだった
「翔さん・・・・・早くボクを埋め尽くしてください。」
「・・・・ははっ、そんなに煽らないで欲しいな・・・・・っ」
2人でベッドに上がりまたキスをする
今度は長く、濡れるようなキス
「んんっ・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・あー、ごめん。がっつき過ぎた。」
「え？」
「このままじゃ、服とウィッグぐちゃぐちゃになっちゃうもんな。」
懐かしい。初めて翔さんに抱かれた時はこの格好のままするなって突き飛ばしたっけ
でも、今はもう
「気にしないでください、今のボクを抱いて。」
「・・・・・・・いや、遠慮しとく。
前にも言ったでしょ？俺は和也の存在自体が愛おしいんだって。
俺からお願いする、
男のオマエを抱いてもいいか？」
「・・・・・・少しお時間いただきますよ？」
「承知の上です(笑)お姫様。」
あぁ、あなたはどれだけ王子様なんだ
ボクの心の中の熱も昂ってきたので、急いで色々準備を済ませ
オレは生まれたままの姿になった
「翔さんっ・・・・・・！」
「和也・・・・・！・・・・・好きだよ。」
オレはこの人と幸せになっていくんだ
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作者名：ぼっちゃん | 作成日時：2020年10月29日 18時
