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「お前がハンジに何を話そうが、どんな本を読もうが、そんな事は個人の自由だ。好きにすればいい。だが、問題なのは今のお前だ。A」
「わた、私？」
「……俺がどれだけお前を抱きたいと思っているか。それを普段どれだけ抑えているか……。A、お前にはそれを知る覚悟はあるか？」
問われたことに心臓が跳ねる。
「ある」と、簡単にそう言ってしまいたい。
だけど彼のあまりにも真剣な瞳に、思わず言葉に詰まる。
この気持ちを、どう伝えたらいいのか考えてから、
「だって……もっと、……さわって、ほしい……」
「っ……」
結局最後まで隠していた言葉を呟くこととなり。
私の発した言葉に、リヴァイ君が小さく息を呑んだのが分かった。
そのあと眉間に皺をよせ、まるで私を見定めているかのようにじっと見つめてきた。
そうして一度瞬いてから口を開く。
「……怖いと感じたなら言え」
「……う、うん」
私の返事を待ってから、リヴァイ君はゆっくりとした動作で私のシャツのボタンに手をかけた。
見てなくても、ボタンを一つずつ外されているのが伝わる。
緩まる衣類に、素肌で外気を感じて、思わず隠すように身を縮める。
だけどすぐにお腹の上のあたりに手のひらをあてがわれて、ゆるゆると肌を撫でられると身体が反応してしまい、あっさりとその防御は崩されてしまう。
「っ！…」
「大丈夫か？」
「……う、ん」
「……無理はするな」
私の様子を見ながら、リヴァイ君は確認するように言ってきた。
「だい、じょうぶ、……だから、続けて……」
口に出すと、首筋に顔を埋められてキスが落ちてきた。
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作者名：Kokubyaku | 作成日時：2024年3月13日 16時
