歌い手病院『小児科』 (ページ2)

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ー夢主sideー

毎朝、同じ時間に同じ人が起こしにくるのも１０年目。いい加減慣れた。

天「ほぉ～ら！アケビ！起きて！」

いやいや身体を起こして目をこする。隣のベットは・・・まだ寝てる。
そらるん、めずらしいな～・・・

天「ご飯食べる前に、検温するよ？」

あ「へぃへぃ。」

検温している間、天月先生が髪の毛を整えてくれる。
短い髪の毛の寝ぐせほど厄介なものはない。

あ「なったぞぃ。・・・むぅ？」

自分で確認するが表示が見えない。

天「貸して？３５.４か。まあ、平熱低いもんね。
　ところで、アケビ？目悪くなってるでしょ。」

あ「そぉかな？でも左だけだったらめっちゃ見えるぞ？」

天「右だけ悪いのかな・・・」

そうこうしているうちに朝ごはんが運ばれてきた。くっそ、肉料理かよ。
肉だけは嫌なんだよな・・・まふは、野菜料理見てドン引きしてるしｗ

あ「まふ、野菜の皿と肉の皿交換しようぜ？」

ま「うん！いいよぉ・・・ってそらるさん、なにするんですか！」

あ～あ。いっつもは天月に任せっぱなしのそらるんが今日に限ってきてる。
うわっ、すげえ怒ってるｗｗ

そ「ほら、うまいぞ。セロリの漬物。ほら、あーん。」

天「！はい、アケビ～。鶏ささみだよ～。あーん。」

こんなイケメンに「あーん」なんてされたら断れないだろ。
きょ、今日のところは食べてやろうじゃないか！

あ・ま「うっ、ま、まずい・・・」

コンコン
歌「失礼しまーす。ごはん中にゴメンね？新しい子がくるんだ！」

あ・ま「そーなの！？」

天・そ「騒ぐと発作がでちゃうから、落ち着いて！？」