君が知らないこと★ ページ17
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JH
「あぁ、その話なら知ってたよ。卒業する時に聞かされてたから」
JH「え、そう なの.....？」
「なんだぁ〜もっと深刻な話かと思ったよ」
椅子にふんぞり返って「で、かわいかった？」なんて普通に話を進める君は、本当に何とも思っていないんだろうか。
少なくとも俺は、この部屋から足が遠のくぐらいには色々なことを考えたんだけど。
「ジェヒョンはどっち？」
JH「どっちって」
「わたしとその子、どっちが可哀想だと思ってる？」
くるりと椅子を回転させたAの瞳が俺を映す。
JH「可哀想って、どっちにもそんなの思わないけど」
「ダウト」
JH「はぁ？」
「嘘だね。ジェヒョンはわたしが可哀想だと思ってたんでしょ？」
責めるような言葉を並べる割に、Aの表情はなぜか少し楽しそうにも見える。
床につかない足をブラブラと持て余しているのが相変わらず子どもっぽい。
「ユンオくん、わたしは何年君の親友をしてきたと思ってる？」
JH「別に可哀想とは、！.....ほんの少しなら思ってたかもしれないけど」
「あはは、素直でよろしい」
可哀想 だなんてそんなことを思っていたわけじゃないけど、
テオの加入についてAに話しにくいと感じていたのは事実。
なぜなら二人は、'' 共通点 ''を多く持っているから。
「ジェヒョナ、大丈夫だよ。わたしはこれで良かったと思ってるから」
JH「.....」
「みんなでおててつないでゴール、なんて気持ち悪いと思う人も居るだろうけど」
JH「なんの話、？」
「肩を並べられるのが嬉しい事だったりもするんだよね。
期間限定だったかもしれないけど、わたしはみんなと'' 一緒 ''に活動出来たことが特別な思い出だもん」
俺たちと同じ存在として活動したAと、最初からひとり別の存在としてNCTに加入するテオ。
どっちがいいとか悪いとか、そんなことは一概には言えない。
そもそも当事者ではない俺たちがどうこう言っていい問題では無いんだろう。
それでも、消化出来ない気持ちが渦巻くのはAがNCTをどれほど愛しているのか知っているのと、テオの誰よりも真摯に練習に音楽に向き合う姿を知っているから。
「わたしみたいに衣装投げつけたりしちゃいけないからね？ㅎㅎ」
JH「しないよ」
君の創り出す音楽はどれも希望に満ち溢れているのに、どこか寂しさを含むのは君も知っていることなのかな。
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ナカム(プロフ) - あさん» ほんとですか！ジャニさん意外とキーパーソンなんです^^ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - hanaさん» ドヨンさんのプロアイドルな感じ大好きなんです！笑 (2022年6月19日 20時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 読み進めるたびにジャニさんに惚れてしまう、、 (2022年6月18日 10時) (レス) @page19 id: d6ffc1910c (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - わあああ。テオちゃんのお話感慨深い上にルムメのドヨンからの言葉はとても響く…テオちゃん頑張れ！ (2022年6月18日 3時) (レス) @page31 id: 0d997ffe25 (このIDを非表示/違反報告)
ナカム(プロフ) - ゆさん» 前作からありがとうございます！！ぜひ期待してください、、、笑 (2022年6月6日 23時) (レス) id: fffa1dcefe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナカム
| 作成日時：2022年5月5日 22時
