第八十四訓 ページ36
最早呆れしか出てこない状況にため息を吐くと隊士の1人が何かを見つけた。
隊士「あ"あ"!アレ!局長見てください!!
カブト虫です!前方真っ直ぐの木にカブト虫が…」
そう言い切る前に万事屋も真撰組も走って行ってしまった。
『……アレ、金色じゃなくない?』
隊士から双眼鏡を借りてカブト虫を見つけたが、残念な事にそれは将ちゃんのペットではなく、普通のカブト虫だった。だというのに全員カブト虫に一直線で走って行く。
っていうか、アレ大丈夫?乱闘起きてるよ?
近藤さん真っ逆さまに落ちてったけど…
『………いっか、いつもの事だし』
・
・
・
あの乱闘騒ぎから数時間。現在バーベキュー中。
具材は一つ一つが大きいし食べ辛いし…。いやわかってるんだよ。男世帯だからさ……それなりに食べるし。
『……っていうか眠たい』
昼間から森の中を歩きっぱなしで疲れた僕は先にテントに戻ろうとした矢先
神楽「おう、税金ドロボー。お前らまだいたアルか?」
土方「誰が税金泥棒だ。言っとくがバーベキューはやらんぞ」
神楽「お前らアレだヨ。こんな所でバーベキューやってたらアレだヨ。
あ、Aはテントに戻るヨロシ……うっぷ」
『………あぁ…。分かったよ神楽ちゃん』
神楽ちゃんは口に指を突っ込んだ。っていうか眠い、なんも考えたく無い…
なんとなく察してテントに戻った。
隊士達の悲鳴と、吐きまくる声を背にして。
358人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春菊(プロフ) - きゃりーさん» きゃりーさん、コメントありがとうございます。なるべく早く更新できるように頑張ります (2023年1月3日 22時) (レス) id: c0cf6981ed (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - いつも楽しく小説を読ませていただいています。主様のペースで頑張ってください!更新楽しみに待っています。 (2023年1月3日 22時) (レス) @page34 id: 6e7a74487c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:春菊 | 作成日時:2022年10月29日 22時