第六十二訓 ページ14
後日。
沖田「えいりあん!お前は完全に包囲されている。大人しく投降しなさい。
故郷のお母さんも泣いてるぞ。こんなえいりあんにする為に産んだんじゃないって」
再びえいりあんが出た、と僕達は駆り出された。
よりによって数日前に引き渡した例のえいりあんが何十倍にも成長している。
そして何より問題なのは、
ターミナルに張り付いている事。
おいそれと壊したら
沖田「ねェお母さん、何か言ってやってください」
近藤「お父さん、最後に何て言って死んだかアンタに分かる!?お父さん、最後までアンタの事…ごぶォ!」
分かりたくもないし、知りたくもない、なんて思ってたら近藤さんは前と同じように飛ばされた。
ていうかテレビの前なんですけど…
沖田「ターミナルは重要建築物に指定されてるんでィ。
許可なく発砲すれば此方の首が飛ぶ!」
「言ってる場合ですか!ここで本当の首飛ばされたいんですか!!」
僕達は襲ってきたえいりあんから逃げている。
首が飛ぶくらいならターミナルボロボロにしてえいりあんに罪被せて発砲した方がマシ、っていうかもうそれしかない気がしてきた…
土方「おーい早く逃げねーと死ぬぞテメーら」
「何ィィ!?一般市民差し置いてパトカーで逃げてるとか何この人達!!」
うわホントじゃん。部下と市民置いといてパトカー乗ったんだけど。薄情者!せめて僕も乗せてくれればいいのに…
マヨネーズに下剤入れんぞ!!
土方「しかしまだあの化け物生きてたとはな。
どういう経緯でここに来たかは知らないがえらい事になったもんだ。
どうやら奴さんは想像以上にしぶとい上に、食ったら食った分だけデカくなる厄介な奴らしいぜ。
しかも運の悪い事にターミナルときた。
あれは膨大なエネルギーを使って船を転送する、いわばエネルギーのポンプ。
奴の急成長はターミナルによる強大なエネルギーを食らったせいだ。
ヤベェな、このままじゃ江戸は食い尽くされるぞ」
『でもターミナルから発生したなら、引き渡した人物に問題があるんじゃないの?
アレは保管されてたワケだし、落としたか傷ついたかしてああなったとか』
土方「あァ、そうだろーな。それから、
普通にパトカーと同じ速度で走ってるお前は何なんだ」
『え、ギャグ回だから?』
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春菊(プロフ) - きゃりーさん» きゃりーさん、コメントありがとうございます。なるべく早く更新できるように頑張ります (2023年1月3日 22時) (レス) id: c0cf6981ed (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - いつも楽しく小説を読ませていただいています。主様のペースで頑張ってください!更新楽しみに待っています。 (2023年1月3日 22時) (レス) @page34 id: 6e7a74487c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春菊 | 作成日時:2022年10月29日 22時