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第六十九訓 ページ21

まだ意識が定まっていないのか、神楽ちゃんは銀時に馬乗りになって殴り続けている。

僕と星海坊主で止めようとしたが、神楽ちゃんは星海坊主を見ると動きを止めた。



『神楽ちゃん落ち着い……』



神楽「あ、酢昆布だ」



『へ?』



突然の発言に混乱していると神楽ちゃんは、星海坊主の残りの希望(髪の毛)を毟り取った。



星海坊主「ぎゃああああああ!!何すんのォォォ!!お父さんの大事な昆布がァ!!」



銀時「オイィ!!何食ってんだァ!!出せェ!!ハゲるぞ、そんなもん食ったらハゲるぞ!!」



『ダメ!!神楽ちゃん!!ペッってして!!そんなもの食べちゃダメだから!!酢昆布なら後で買ってあげるから!!』



ゴゴゴゴゴ…



銀時「アレ?何だこの音」



『あ、』



松ちゃん砲の事忘れてた。



ドォォン!!



気づいた時には遅かった。
辺りを眩しい光に包まれ、目を瞑った。



『…………あれ?』



いつまでもこない衝撃に目を開けると、星海坊主が番傘一本で僕達を護るように立っていた。



新八「坊主さん!!」



星海坊主「俺も焼きが回ったようだ」



銀時「いや、髪の毛にも焼きが回ってるけど…」



星海坊主「他人を守ってくたばるなんざ…」



そう言って星海坊主は倒れた。



銀時「お、おい!」



新八「坊主さん!!」



『ハ………坊主さん!!』



銀時「おい、ハゲ!!
右側だけハゲェェェェ!!」

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春菊(プロフ) - きゃりーさん» きゃりーさん、コメントありがとうございます。なるべく早く更新できるように頑張ります (2023年1月3日 22時) (レス) id: c0cf6981ed (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - いつも楽しく小説を読ませていただいています。主様のペースで頑張ってください!更新楽しみに待っています。 (2023年1月3日 22時) (レス) @page34 id: 6e7a74487c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春菊 | 作成日時:2022年10月29日 22時

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