【銀魂】真撰組総長は変わり者。

第二十九訓 ページ30

まぁ、近藤さんがロッカーになった事はさておき、あれから僕達は4人で町を歩いている。



土方「潜伏した攘夷浪士探すならお手のモンだが、捜し人があれじゃあ勝手が分からん。
お姫さんが何を思って家出なんざしたんだか…

人間、立場が変わりゃ悩みも変わるってもんだ。
俺にゃ姫さんの悩みなんて想像もつかんよ」



そう言いながら十四郎君は15、6歳程の少女の写真を取り出した。これが将軍の妹君、そよ姫。



近藤「立場が変わったって年頃の娘に変わりはない。
最近お父さんの視線がいやらしいとか、お父さんが臭いとか色々あるのさ」



土方「お父さんばっかじゃねーか」



『……そういえば近藤さん、最近…』



近藤「え！？Aちゃん！？ちょっと！！目ェ合わせて！？」



…っていじってみるけど僕もう25だし、んな事あったって思う事ないんだよな〜…と、耳を塞ぎながら歩く。



沖田「江戸の全てを正攻法で捜すなんざ無理があるぜィ。
ここは一つパーティでも開いて姫さんを誘き出しましょう」



『え、今の女の子ってそれで集まんの？』



土方「そんな日本昔話みてーな罠に引っかかるのはお前だけだ」



そんなこんなしているとザキ君が走ってきた。



山崎「局長ォォ！！」



近藤「！！どーした山崎！？」



山崎「目撃情報が」



土方「『……』」



山崎「どうやら姫様はかぶき町に向かったようです」



ザキ君もロッカーになってるのって触れた方が良いのかな。いや僕はもう触れないから、暑いし…ツッコミたくない！！元々僕のポジションはボケだから！！

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