【銀魂】真撰組総長は変わり者。

第二十訓　花見篇 ページ21

『………』



屯所の縁側に心地の良い風が吹いてくる。
春になって暖かくなってきて眠たくなってきた。



『………寝ちゃおうかなぁ………』



今日は非番だし…何もないし…瞼を閉じかけていた。
………が、



近藤「お、いたいた。Aちゃん！！」



見事にゴリ……近藤さんの声で目が覚めてしまった。



『どうしました近藤さん。音もなく声をかけて現れるのは普通にびっくりするんでやめてください』



近藤「なんか…ごめんね。ま、まぁ今後気をつけるよ。
それは、とりあえず置いといて、Aちゃん花見に行こう！」



またこの人は突拍子もない事を………行くけど。














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そうして僕達は花見をするため広場にやってきた。
だけど一つ言わせてほしい。

周りの視線がヤバい…。
ガラの悪い、よく問題起こすガタイのいい男達がいたらそりゃ視線刺さるよね。しかもその中に僕1人…
誰にも見つからないうちに離れちゃおうかな。
よし、そうしよう。

そっと誰にも気づかれないように隊士達から離れる。



『………ふぅ、なんとか抜けれた』



隊士達から離れ、人で賑わっている道を歩く。
ゆらゆらとあちらこちらに桜が舞っている。



『今年はたくさん咲いてるなぁ…』



1人で桜に見惚れていると後ろから声をかけられた。

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