4-58＿あと7日 ページ8
A
「はぁ〜〜…怖いわ」
グリム
「そんなに嫌なら、来なければいいんだゾ」
A
「嫌じゃないんだよ。ただ、はぁ〜」
私は職員室に繋がる廊下を歩いていた。
昨日と同じように朝早く起きて、グリムを連れていた。
昨日の先生のゲス顔？だっけ。はぁ〜。いや、確かに？
推しに撫で撫でされるのは嬉しいけどさ、心臓がもたないんだよね。
なんなら爆発するよ。はぁ〜。
今日も頭を撫でて欲しいという期待と、心臓が持たないという不安がぐちゃぐちゃに混ざりあっている。
そのせいで、心がモヤモヤしていて気が重い。
クルーウェル
「しっかりと来たようだな。お利口さんだ」
ビクッと肩が上がる。
グリムとの会話を聞かれていたらどうしようかと焦る。
A
「あ、クルーウェル先生！ おはようございます」
クルーウェル
「あぁ、おはよう」
何事も無かったかのように、元気よく先生の方に体を向ける。
先生の表情はいつも通りの真顔だったので、聞かれてない事に安心した。
クルーウェル
「先に大人しく教室で待っていろ。すぐに向かう」
先生はそう言い残すと、廊下を歩いて行った。
A
「グリム、行こっか」
グリム
「まだ眠いからオレ様をおんぶして連れていくんだゾ」
え、可愛いな。こいつ可愛いな。
私は目が半開きで眠そうなグリムを肩に抱いて歩き出す。
きっとこの後もグリムは寝るんだろうなぁと思いながら、私達は教室へ向かった。
教室へと着くと、予想通り誰もいなかった。
教室に設置してある時計を見ると、7時15分を指している。
まぁ、こんな朝早く学校に来る人はいないと思う。
私は近くの席に座り、グリムのお腹に顔を埋める。
グリム
「はぁ…」
グリムは呆れたように溜息を吐く。
グリムの暖かい体温が、顔全体に伝わる。
それに加えて、ふわふわとした毛が肌を刺激した。
A
「ふわふわしてて癒されるぅぅ！ 気持ちぃ！」
グリム
「毎朝毎朝、こんな事してほんっと懲りないんだゾ…」
実を言うと、学校に行く前は必ずグリムの腹を嗅いでいた。
最初は嫌がっていたグリムだが、今となっては慣れている。というか、呆れられている。
推しの嫌がる事はやらない。確かにそう決めた。
けれど24時間も傍に居ると、我慢が出来ず理性が吹っ飛んだ。
見事に吹っ飛んだ。もうドッカーンだ。
5分くらいグリムのお腹を嗅いでいると、教室の扉が開いた。
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リミ - 私も多分ツイステの世界に行ったら発狂すると思います！面白かったです！応援してます (7月13日 18時) (
レス) @page27 id: aba199bd02 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - 最高です！（語彙力無くてすみません）応援してます！！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 7820b61858 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月8日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - え、好きです（）裏話って言いますか...ゲームにはない話が沢山あって読んでて楽しかったです！整理お疲れ様です、更新楽しみにしてます！ (2021年6月7日 0時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - あーんこさん» あーんこさん、ありがとうございます！返事遅くなりすみません。そう言って頂けて凄く嬉しいです！整理し終わったので後は書くだけです！頑張ります！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2021年3月11日 3時
