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リドル
「うん、よくできてるね」
その一言で、私は拍子抜ける。
A
「え？…気を使わなくても大丈夫ですよ」
あまりにも酷い
私はそう思い、言葉を発した。
けれども、またもや予想外の返事が返ってきた。
リドル
「使ってはいない、本心だよ。僕が勉強の事でそんなことすると思うかい？」
A
「思いませんけど…」
本心。
確かに先輩はそんな甘い事は言わない。
じゃ、どうして出来の悪い私にそう思うのだろう。
疑問を抱いていると、「不思議そうな顔をするね」と先輩が小さく笑った。
リドル
「君の本当の実力を知りたかったから、わざと無理難題の宿題を出したんだ。まぁ、せいぜい頑張って200〜300ぐらいだと思ってたよ」
先輩は宿題を出した理由と自分の予想を話し出す。
リドル
「人は一気に覚えようとしても時間が経てば、半分、いやそれ以下しか覚えてないものさ。全部、覚えられないのは仕方ないよ」
A
「＿＿＿」
仕方ない。今の私は"仕方ない"で済ませられるのか？
魔法も使えない、文字の読み書きもできない、だから皆に甘えるって開き直っていいのか？
それは絶対にダメだ。
そんなことしてたら居場所が無くなる。
少しでも早く、この世界に溶け込まないといけないのに。
リドル
「それでも僕の予想を上回った。一晩で478個も覚えられるのはすごい。だから、君がどれだけ真剣だったのか良く伝わってきた」
478個…"約"を付けないのが先輩らしいなと心の隅で思う反面、別の感情が湧き上がっていた。
できていない悔しさと焦りだ。
結局、私は出された宿題を出来なかった。
皆よりできない分、頑張らなきゃいけないのに。
A
「でも、先輩の期待には答えられなかったですよ」
リドル
「そんなことはないよ。少しでも出来るようになった自分を褒めたらどうだい」
A
「あ〜…テストの結果が出たら褒めます！」
リドル
「焦っても良い結果は出ないよ。よく頑張ったね」
最後の一言が耳に届くと、胸のところがじんわりと暖かくなった。
目の前にいる先輩が手を伸ばしてきた＿と思うと、時が止まったかのように手が動きを止める。
その後、伸ばした手を引っ込めた。
A
「………………」
私の視線に気になったのか、気まずそうに視線を横にずらす。
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リミ - 私も多分ツイステの世界に行ったら発狂すると思います！面白かったです！応援してます (7月13日 18時) (
レス) @page27 id: aba199bd02 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - 最高です！（語彙力無くてすみません）応援してます！！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 7820b61858 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月8日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - え、好きです（）裏話って言いますか...ゲームにはない話が沢山あって読んでて楽しかったです！整理お疲れ様です、更新楽しみにしてます！ (2021年6月7日 0時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - あーんこさん» あーんこさん、ありがとうございます！返事遅くなりすみません。そう言って頂けて凄く嬉しいです！整理し終わったので後は書くだけです！頑張ります！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2021年3月11日 3時
