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A
「あ、エース！」
あちこち跳ねている茶髪を目にした途端、私は名前を呼んだ。いや、反射的に声が出た、という方が正しい。
私の思考は彼に夢中で、ここがどこなのか、他に誰がいるのか全く気にしなかった。
声が無事に届き、彼＿エースは私の2、3歩手前で止まった。
その後、顔をこちらに向けたり、振り返ったりする事はなかった。
きっと、私の顔を見たくないのだろう。そりゃそうだ。なぜなら私は彼に、キレて、無視して、逃げ出したんだ。
当然の結果だと分かっていても、全く振り向かない彼の姿に心が痛む。
A
「私、エースに悪いことしたって思ってる。本当にごめん…なさい」
謝罪の気持ちを声に込めて謝る。
顔色が見えない代わりに、後ろ姿をじっと観察した。
エース
「本当は思ってないくせに」
え。
思いもよらない返事に戸惑う。
A
「それってどういう…こと…？」
自然と不安が声に乗る。
彼は顔だけこちらに振り向いて、
エース
「そんなのお前が誰よりも知ってんじゃねーの？ 」
と、冷たい
私の本心が見えてるような、
エース
「都合の悪い奴とは、もう一緒にいたくない」
そう言い放つと、前を向いて歩き出した。
A
「＿＿！ ま、待って!!! 」
呼び止めようと、すぐに声を張り上げた。
それでも彼は、もう話すことない、というように足を止めることはなかった。
足が自然と動き、彼の元へ走る。
でもなぜか、走っても走っても追いつけない。
それどころか、足が
私は手を伸ばす。
届かないと分かっていても必死に伸ばす。
やはり、この手は空を切っ＿＿いや、何か手の中に違和感がある。
予想外の感覚に驚いていると、モヤモヤとした赤いモノが映る。
そのモヤモヤが徐々に晴れていき、鮮明に映り出す。
赤い髪に、ハート型の触角、灰色の真ん丸な目。
A
「リ、リドル先輩…？」
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リミ - 私も多分ツイステの世界に行ったら発狂すると思います！面白かったです！応援してます (7月13日 18時) (
レス) @page27 id: aba199bd02 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - 最高です！（語彙力無くてすみません）応援してます！！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 7820b61858 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月8日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - え、好きです（）裏話って言いますか...ゲームにはない話が沢山あって読んでて楽しかったです！整理お疲れ様です、更新楽しみにしてます！ (2021年6月7日 0時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - あーんこさん» あーんこさん、ありがとうございます！返事遅くなりすみません。そう言って頂けて凄く嬉しいです！整理し終わったので後は書くだけです！頑張ります！ (2021年4月7日 20時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2021年3月11日 3時
