【twst】ただ推しのSSRが当たっただけなのに！！！ 2 (ページ39)

今日:16 hit、昨日:20 hit、合計:64,023 hit

3-17 ページ39

グリム
｢はむっ…このチュロス…だっけ？めっちゃ美味いんだゾ！｣

グリムは口いっぱいにチュロスを頬張りながら美味しそうに食べている。

グリム
｢外がカリッとしていて、中はフワッ！
甘さがよく効いているんだゾ！｣

グリムの食レポだーー！生で聞けたーー！

私もチュロスを1口食べる。

A
｢うっっまぁぁ！ひっさびさに食べたぁ！｣

エース
｢やっぱ、遊園地で食べるチュロスは最高だわ！｣

私達はベンチに座って、チュロスを味わう。

A
｢ありがとうね、エース｣

エース
｢いえいえ。くっそー！
あそこでそのままゴールしてれば勝てたのにッ…！｣

エースは、まだゴーカートの事を引きずっている。

A
｢あはは…DONMAI☆｣

エース
｢A…絶対、心の中で『ざまぁw』とか思ってんだろ！｣

A
｢そんな事思ってないよ。ただ、あそこまで煽っといて…あははは｣

エース
｢笑うなよ！恥ずかしくなるだろ！｣

A
｢ごめんごめんw｣

エースと会話している中、私はグリムの手が気になっていた。
グリムが肉球で器用に食べている。

すっげ、棒がぶれねぇ…
マジでどうなってんだろう…

私はじっとグリムを見る。
もぐもぐと頬張っている姿が愛らしい。

んんんんんッ…かっわいいいい…!!!

グリム
｢じっと見てなんなんだゾ…。このチュロスはあげないんだゾ！｣

グリムはサッと背を向けた。

可愛い過ぎか!?

A
｢食べないよグリム。ちょっとこっち向いて｣

グリム
｢何だ？｣

あら、意外と素直

私はグリムの口の周りをテッシュで拭く。

A
｢よし、取れたよ～｣

子供かペットみたいだなぁ

エース
｢そのゴミちょうだい、俺、袋持ってるから｣

A
｢あ、ありがとう｣

私は使ったテッシュを袋の中に入れる。

ちょうど、私も食べ終わったので、ついでに包み紙も入れた。

A
｢今頃、デュース何してるかな～｣

私は空を見上げながら呟く。
空はいつの間にか、オレンジ色に染まっていた。