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ジャック
「動物の動きを知りたい時は、耳の向き、視線、しっぽ、表情をよく見ろ」
A
「わかった。肝に銘じとくよ」
私がそう返事すると、再びジャックは背を向けて歩き出した。
ジャック
「あと…お前の洞察力は、なかなか良かった…卑怯な手もあったけど」
ジャックが背中越しで話す。
卑怯な手と言われて、黒歴史を思い出す。
A
「も、もしかして、見てたの!? あの恥ずかしい演技見てたの!?」
ジャックの背中に向けて言った。
ジャック
「あれ演技だったのか?あまりにも似合いすぎて気づかなかった」
A
「え、じゃエースとかデュース達にも最初から…」
ジャック
「それは安心しろ。俺だけ最初から見てた」
A
「よ、良かった〜。って最初から見てた!?」
ジャック
「し、仕方ねぇーだろ!たまたま目に映ったんだ!」
私はジャックの腕にしがみついた。
A
「忘れてください! 忘れてください!私の黒歴史忘れてください!」
そんな私に、ジャックは困った表情を浮かべる。
ジャック
「……わかった。忘れる」
その言葉を聞いて、安堵した。
掴んでいた手を離す。
A
「良かったぁ〜、ありがとう。ジャックは優しいね」
ジャック
「やっぱり忘れねぇ」
彼は呆れたような表情をしていた。
A
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
私は再び彼の腕を掴みながら
A
「優しいって言わないから!忘れてください!」
ジャック
「俺は忘れたくないけどな」
A
「え?」
聞き返そうとすると、ジャックがピタリと止まる。
ジャック
「教室に着いたぞ」
私の声が聞こえなかったのか、ジャックは
聞こえていなかったなら仕方ないなと思いながら気にしないようにする。
無事にグリムを連れ戻せた。皆のおかげで。
皆にお礼言わないとな〜
そう思いながら、私は教室に入っていった。
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アルト(プロフ) - ヤバい好き(突然の告白)1-19のおなかがなる場面で自分もおなかがなって「あれ?運命?(は?)」と思いました()更新頑張って下さい! (2021年6月6日 22時) (レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます!!!!(クソデカボイス)そんなに言われると、照れちゃいます(/ω\*) (2020年11月20日 19時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ややややややばいですほんとに好きすぎる泣やばい……好きです!!!!((クソデカボイス (2020年11月19日 23時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます!!!上手く伝わって良かったです、ほっとしました!!!初めて言われたので嬉しいです!!!ありがとうございます!!すっごい長編になりますが頑張ります(`・ω・´)ゝ (2020年11月19日 13時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ダブルブェさん» 待って下さい(><)泣めっちゃ丁寧にありがたうございます!!!!今試してみたのですが出来ました!めっちゃ優しくて 作品だけじゃなくてダブルブェさんのことももっと好きになりましたぁぁぁ好きです!! (2020年11月18日 21時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ダブルブェ | 作成日時:2020年10月28日 14時