【twst】ただ推しのSSRが当たっただけなのに！！！

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グリム
「ふなぁ！ 大釜が降ってきたんだゾ！」



その黒い物体の正体は大釜だった。
グリムはそれを危機一髪で避けた。

教室を見ると、デュースがグリムに向かってマジカルペンを構えている。



デュース！ナイス！



そのまま逃げようとするグリムを、
次々と大釜が目掛けて飛んでくる。

グリムは必死に避けた。

避ければ避けるほど、グリムの逃げ道が塞がれていく。

そして、ついに逃げ場が無くなった。



A
「グリム、戻ろう」



私はジリジリとグリムに近づく。



グリム
「嫌なんだゾ！」



そう言うと、口から青い炎を出して威嚇してくる。



くっ…予想はしてたけど…
このままだと、捕まえられないっ…

ごめんグリム！ もう1回騙させて！



私はニヤリと不敵な笑みを浮かべる。



A
「そんな炎、私には効かないよ？
ここに来る前にトレイン先生に魔法かけて貰ったからさ。残念だったね」



よくいる悪役になりきって話す。



うぉぉぉお！ このキャラ演じるの恥ずかしっ！
黒歴史じゃん！ グリム以外誰も見ませんように！



私は心の中で祈る。



グリム
「また嘘なんだゾ！さすがに２回目は引っかからないんだゾ！」



グリムは耳を伏せて、身を低くする。



A
「これは本当だって。じゃなきゃ魔法も使えない私が1人で連れ戻しにくると思う？」



グリム
「そ、それもそうなんだゾ…」



グリムは戸惑いを隠せないでいる。
私はその隙を見て、グリムに飛ぶ着く。



いっけぇぇぇえええ！
これが最後のチャンスだ！

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