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A
｢ここは、オンボロ寮ですか？｣
エース
｢オンボロ寮だぜ｣
えぇぇ！ 凄い！ 私、オンボロ寮にいるんだ！
そういえば、ここに住んでる監督生は？
私は気になって、皆に監督生の事を聞く。
エース
｢は？ 何言ってんの？｣
デュース
｢Aが監督生じゃないか｣
え？
グリム
｢まだ寝ぼけてるのか？｣
皆は、私が監督生だと当たり前の様に言う。
自分が今置かれた状況を本当の意味で理解した。
私はゲームの世界に迷い込んだんじゃない…
監督生になり変わっているんだ…
デュース
｢大丈夫か？ 少し顔色が悪いぞ｣
デュースが心配そうに聞く。
私はデュースの問に無視をして、
ベッドから立ち上がる。
そして、鼠が良く出る鏡の前に立った。
A
「戻れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
私は叫びながら、鏡に自分の体をねじ込む。
A
「現実に帰せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
どんなに叫んでも、
何度もねじ込もうとしても、
A
「鏡よ！ 導きたまえぇぇぇぇぇぇぇぇ！」
それでも鏡は、なにも変化がない。
なにも起こらない。
A
「おい！ 聞こえてるんだろ!? 鼠ぃぃ!!」
ただ固く冷たい感触が体に伝わるだけだった。
デュース
「お、落ち着け！ A！」
デュースが私の両腕を後ろから掴む。
A
「私は監督生じゃないんじゃぁぁあ！」
私は帰れない真実を知って発狂する。
デュースの腕を振り解こうとするが、
力が強いため振り解けない。
しばらく発狂していると、
だんだんと気持ちが落ち着いてきた。
A
｢はぁ…はぁ…お手洗いはどこですか？｣
エース
｢階段降りて右だぜ。
デュースそろそろ離してあげて｣
グリム
｢ここに住んでるのに、
なんで覚えてないんだゾ？｣
私は何も言わずに手洗い場に向かう。
すぐにここから離れたかったからだ。
もう2度と元の世界に帰れない不安に、
今にも押し潰されそうだった。
手洗い場に着いた後、
夢だと思いたくて洗面所で顔を洗う。
冷たい水が頬にあたる度に、
ここは現実だと思い知らされる。
最初は楽しかったなぁ、帰れるって思ってたし…
まさか、帰れないなんて…
監督生の気持ちがわかってきたわ…
はは、私がその監督生なんだっけ…
A
｢この後、どうすれば良いのかな｣
鏡に写る自分に問いかけて見たが、
ただ口の動きを真似するだけだった。
廊下に出ると、ばったりとデュースに会う。
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アルト(プロフ) - ヤバい好き（突然の告白）1-19のおなかがなる場面で自分もおなかがなって「あれ？運命？（は？）」と思いました（）更新頑張って下さい！ (2021年6月6日 22時) (
レス) id: a93e709eaf (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます！！！！(クソデカボイス)そんなに言われると、照れちゃいます(/ω＼*) (2020年11月20日 19時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ややややややばいですほんとに好きすぎる泣やばい……好きです！！！！（（クソデカボイス (2020年11月19日 23時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
ダブルブェ(プロフ) - えびたろーさん» えびたろーさん、ありがとうございます!!!上手く伝わって良かったです、ほっとしました!!!初めて言われたので嬉しいです!!！ありがとうございます!!すっごい長編になりますが頑張ります(｀・ω・´)ゝ (2020年11月19日 13時) (レス) id: fbab1bff8c (このIDを非表示/違反報告)
えびたろー(プロフ) - ダブルブェさん» 待って下さい(＞＜)泣めっちゃ丁寧にありがたうございます！！！！今試してみたのですが出来ました!めっちゃ優しくて 作品だけじゃなくてダブルブェさんのことももっと好きになりましたぁぁぁ好きです！！ (2020年11月18日 21時) (レス) id: 57d8f81140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダブルブェ | 作成日時：2020年10月28日 14時
