リトル・ヒアー III (ページ8)

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108dB ページ8

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Waku side

にこっ、と笑ったAの顔は

きっと心からの笑顔だってすぐに分かった。

にしてもちょっと、いやだいぶ。

可愛すぎんだって、ば

皇輝｢え、っとー、じゃあそろそろ僕は係だから行くね。次競技ある人送れないでよ｣

…皇輝くん、耳真っ赤だし。

深田｢え、？破壊力やばくないっすか？｣

黒田｢うっちーにころされたいの？？心の中に閉じ込めておく方が身のためだよ？｣

安嶋｢よく言うよ、さっき湧にころされそうになってたくせに(笑)｣

平塚｢とか言ってる3人も満更じゃないよね。｣

…もう、

颯太｢Aもう笑んないで！！みんなのこと見ないで！！｣

｢え、？？…わっ、｣

湧｢次、俺リレーだから。こっから応援して？｣

｢ふふ、うん｣

勝手に沸いた独占欲になんて、簡単に負けて

だれも見んなよ、なんて思った頃には腕をひっぱって、Aをもう自分の腕の中に閉じこめてた。

しかたないじゃん？だって何も知らないで可愛い顔して笑うこいつがわるいもん。

織山｢…湧、だいたん。｣

檜山｢あー、ほら俺らも移動しよ(笑)｣

俺のAちゃーーん！！なんて叫んでる黒ちゃんはまた颯太にぷんすかされて

諸々の会話も分からずに、離れてくみんなに手を振るAに

こういう時、颯太だったら『だめ！おれだけ見ててよ！』って素直に言えるんだろうなあ…なんて。

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