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「うそ、
なに?ドッキリ?」
整理できていない脳内
優「本気」
いつもは高めの声が、
ワントーン低くて 冗談じゃないってこと伝わる
「だってあり得ないじゃん
今までなにも…」
焦りから感情が言葉にでる
「ほんとに恋愛対象としてなの?
嫉妬するのだって幼なじみとられたから、とか……!」
不安なんだ、本当に恋愛として好いてくれているのか
優「そうおもったよ、最初は
でも、」
なにか続けようとする優太の言葉にかぶせる
「幼なじみの独占欲みたいなもんだよ」
なにいってんだ、自分
そんなことが言いたいんじゃない
今まで静かに聞いていた優太が、私との距離をつめる
肩に回った優太の腕が私を引き寄せると
優太の胸にすっぽりとおさまった
「ゆう、た?」
優太の腕に力が入ったのがわかった。
優「俺の心臓の音きこえる?」
胸にくっついた耳に入ってくる
バクバクと早いスピードで動く音
「はやい、」
そう呟くと
優「ただの幼なじみに、ハグなんてしないし
ただの幼なじみに、こんなにドキドキしない
好きだから、こんなことするの」
耳で囁かれる甘い言葉
好きじゃない子にこんなことするような軽い男じゃないこと、私が一番わかってるはずなのに
優「返事、まってるね」
私の頭をポンポンして 離れていく体
優「じゃあ、おやすみ」
「うん、」
ダッフルコートを羽織って 玄関に向かった優太
.
優太に抱き締められた感覚と、
耳元できいた優太の声が、
まだ ねつを持ってからだに絡み付いた。
√ 体温
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ななせ.。(プロフ) - キッシー担さん» こんな昔の作品なのに読んでいただきありがとうございます(;-;) (2017年4月15日 10時) (レス) id: 097d04f818 (このIDを非表示/違反報告)
キッシー担 - この話面白いです!作者さんすごいですね(^^)これからも続き読み進めていきます!この小説は私の毎日の楽しみです! (2017年4月8日 13時) (レス) id: 0ba50beb41 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 岸くんオチがいいです! (2016年2月16日 19時) (レス) id: 5998906dee (このIDを非表示/違反報告)
しょりよし(プロフ) - 岸くんオチがいいです! (2016年2月15日 22時) (レス) id: f8325c8068 (このIDを非表示/違反報告)
中村Büükä(プロフ) - 面白いですね( ´ ▽ ` ) 顕嵐くん落ちがいいです!!! (2016年2月15日 13時) (レス) id: 2bde8d362e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななせ.。 x他1人 | 作成日時:2016年2月2日 19時