√通過電車

14 ページ14

優「あ、そうそう！

用事あってきたんだよね」






なんだか、今日の優太は忙しないっていうか
ちょっと変な気がする









「ん？なに〜」









優「今日学校から帰ったら、俺の家 集合で」









「うん、わかった

なんかあるのー？」









そう聞くと、顕嵐くんをチラッとみて視線を泳がす優太









優「久々に二人でゲームやろーぜ！っ的な？」









「いいね！久しぶりにやりたい」

そう言うと、今まで黙っていた顕嵐君が口を開く









顕「二人でゲーム？

仲良しだね〜」









優「まあ、ずっと一緒だったからな」





なぜか、優太のその一言は力強く感じて

優太が真剣な顔で 顕嵐くんをみる









顕「……そっか

じゃあ俺そろそろいくね」



私に向かって微笑むと いつものように階段を上っていく









優「……あ、今日 神宮寺もいるから」









「え？ さっき‘二人’って、」









優「……」









「え、」









優「あー、いや 別に……」

視線を泳がせる優太









優「まあ とりあえずそうゆうことで」



そう言うと逃げるように、教室に歩いていった









.









ほんと 変なのー









√ 対抗心

15 yuta→←13 yuta

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す