√通過電車

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「最悪…」



帰り際、担任に押し付けられた仕事
30人ぶんの ノートをもって資料室に向かう









優「A？ なにやってんの？」

私が持っている大量のノートに苦笑しながらやってきた優太









優「あー、お前また仕事押し付けられたんだろ」

そういって指をパチンとならす 優太









「ご名答〜」









.









優「まったく もー」

って、呆れながらもノートを半分持ってくれる優太









優太のこうゆうところ好きなんだよね

ずっとこうやって隣にいれたら いいのに









でも、そんな願いは呆気なく崩された









？「ゆーたっ！」

キャラメル色のニットを萌え袖して
髪をゆるく巻いた女の子が

優太を後ろから抱き締めた









優「わあ！ ちょ、鈴佳!?」









鈴佳……

優太の彼女……？









鈴「まってた」

そういってニコッと笑う彼女は
女子からみても可愛かった。









優「ありがと！ でも今日はちょっと…」


って、私をみて言葉を濁す









「いいよ、行きなよ」

笑って見せれば









優「じゃあ、このノート運んでからな？」









優しさなんだろうけど、今はすぐこの二人と離れたくて









「ううん、一人で大丈夫」









.









強がって、









またひとつ我慢した。









√ 動揺

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