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ゲーセンに来たはいいものの、
もちろん楽しめるわけなくて。
稜雅「ほら、取れたよ。」
祐基「わ、ありがと。」
普段なら割と上手な方なクレーンゲームも
全くと言っていいほど取れる気配がなくて
見かねた稜雅が取ってくれた。
稜雅「心ここにあらず、って感じだな。」
祐基「休みの日に男女が出かけるのって
恋人同士にもあることだよね?」
稜雅「まぁ、ないことはないけど。」
祐基「友達、なのかなぁ。」
稜雅「そうなんじゃねぇの?」
男性恐怖症だって言ってたAちゃんは
全然嘘ついてるように見えなかった。
ってことは、え、
あの男は男じゃないってこと?←
稜雅「そんなに悩むんならいっそのこと本人に聞いたら?」
祐基「連絡先知らないもん。」
稜雅「一緒に帰る仲なのに?」
祐基「余計な干渉はしないって決めたの。」
稜雅「だったら今悩んでんのは?
それは余計な干渉じゃねぇの?」
祐基「あ、」
俺は何も言い返すことができなかった。
稜雅の言ってることが正論すぎて。
稜雅「何をそんなに悩んでんのか知らねぇけど
好きなら好きで祐基らしく
今までみたいにグイグイいったらいいじゃん。」
祐基「そっかぁ、」
稜雅「嫌われんのビビってんだろ。」
祐基「びっ、ビビッてないもん!」
稜雅「なら今すぐ戻って聞いて来いよ。」
祐基「うっ、」
稜雅「できねぇの?」
祐基「で、できるもん!行ってくる!!」
稜雅に言われたことが図星すぎて
悔しくて負けたくなくて
俺はさっきのカフェまで走った。
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ゆいな(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年11月11日 18時) (レス) id: fc179f1fdf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます!頑張って下さい!これからも、応援してます!! (2017年11月26日 2時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありんこ | 作成日時:2017年11月17日 14時