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プロローグ ページ1
出久と僕は生まれた時からずっと一緒だった。
そんな僕たちを引き離したのは
“個性”。
僕は4歳で個性が現れたけど出久は無個性だった。
出久は僕よりも何倍もヒーローになりたがってたのに…
僕は、僕だけ個性が出てことを後ろめたく思って出久と距離を置いた。
それでも出久は僕のことを気にかけてくれてそんな出久のことを僕は好きになっていた。
ちっちゃい時、僕は出久に
『私が殺してほしいって言ったら殺してくれる？』
って聞いてみた。
出久は優しいから…
「え、いや！Aが死んだら僕悲しいし…あ、でもAの願いを叶えたく無いとかじゃなくて……」
などとブツブツ言いはじめた。
そんな出久が愛らしくて…
やっぱり僕…
“出久に殺してほしいな”
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作者名：九十九 琉花 | 作成日時：2017年10月12日 9時
