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「赤い文字は、全て被害者の殺害方法」
A sunder
B eat
D rill
K nife
W ater と5枚それぞれにある
「"W"のWaterは、私の母の死因です」
パソコンの、解剖記録の画面を見る
「これは、うちの病院の機密情報ですけど、
死因は全て一致しています」
「どうやったんだ」
「･･･解剖記録の端に、URSが書いてありましたから、
いろいろ試して、
別のルートから入ったところです」
「で、なにか共通点かなにか分かったことはあるか？」
画面に身を乗り出す
いえ、首を横に振った仕草に、そうかと呟いた
「でも、
逆に、
バラバラなのがとても気になりませんか？
場所も殺害方法も、全て違う
そのものが」
何かある、、、
「この送り主、犯人が誰なのか、今は分かりません
でも、あっちから、私たちの行動は把握されている
動きのあるうちに、急がなくてはいけないのかもしれませんね」
また意識を画面に戻し、早い速度でキーボードを叩き始めたA
一息ついて、コイツが買ってきた惣菜でも食べようとキッチンに立つ
が、
「もうすぐ10時です
中堂さん、ラボに出入り出来なくなりますよ？
机の上に一応買い出しておきましたから、良かったら持っていってください」
「ああ、助かる」
あと、
暫し躊躇うような間があった
「もし、明日、先輩に会うようでしたら、
時間があったらでいいんですけど、
全部終わったら帰ってもいいか、
聞い「それくらい自分で聞け、
お前は、まだ会えるじゃないか」」
なんとも言えない顔で泣き笑いを浮かべる
「もう会えないかも･･･」
「もし、仮に、そうなるのなら、俺だけでいい」
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作者名：抹茶金時 | 作成日時：2018年2月3日 12時
