乾青宗は妹を取られたくなくて必死な様子です【2】

東京卍會 ページ10

4人に自己紹介されたAは自分も自己紹介をし、すぐに打ち解けることが出来た。



『へぇ〜、2人は元々別のチームにいたんだ！』

ナ「そうそう！双悪(スゴアク)ってチーム組んでた」

ソ「そのあと色々あって東卍に入ったんだ」

『そうだったんだ、…私が言う事じゃないけど、東卍に来てくれてありがとう！じゃなきゃ2人とこうやって友達になれなかったもん』


人懐っこい笑顔で笑いかけるA


2人は異性、ましてやこんな可愛い子と普段話す機会が全くない上に笑いかけられた事などないので少し挙動不審になる









羽「見てよ場地、スマイリー達の顔が赤い…。はぁ〜、こうなるから連れてきたくなかったのに…！！」

松「ちょっ、痛い痛い！！一虎くん痛いって！」

場「一虎ァ、気持ちは分かったから千冬の首絞めんなって。苦しそうだろうが」

羽「あ、悪ぃ千冬。無意識だったわ」

静かに見守ることの出来ない場地トリオ







八「タカちゃん、顔に出てるよ」

三「あﾞ？なにがだよ」

八「なにがって…Aちゃんが男と話してるのが嫌なんでしょ？」

三「別に嫌じゃねーよ…Aが楽しそうにしてんの見るの好きだし」

八「…」(口ではそう言ってるけどさっきからすごい不機嫌じゃん)

静かだけど心の中は穏やかじゃない腐れ縁コンビ






万「…」

龍「…」

静かすぎて逆に怖い総長、副総長




エ(この2人ただただAちゃん見つめてて怖いんだけど)

怖いなんて言いつつ、ちゃっかり隣に並んでガン見してるエマ




エ(なんか…別に私だけの物、なんておこがましい考えは持ってないけどこれは嫉妬しちゃうなぁ。Aちゃんのお兄さんもいつもこういう気持ちだったのか〜

………お兄さん…？？……はっ！今何時！？)

急に立ち上がって万次郎に時間を聞くエマ



万「なんだよ急に、えーっと、21時13分」

エ「どうしよう…Aちゃん、お兄さんにここに来てること連絡してないと思う」

万･龍「え、」

額に冷や汗をかく3人







万「オマエら！撤収だ！！」






万次郎がそう言った途端Aを抱えて走り出す龍宮寺

『え！ちょっ…！どうしたの急に』

龍「どうしたの、じゃないだろ。青宗さんに連絡してないんだって？」

『あ、そういえばそうだった』

万「しっかりしてよA…俺たち半殺しにされちゃうよ」



この状況で唯一能天気なA
















その後ものすごいスピードで住宅街を駆け巡るバイクの集団がいたとか

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