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東京卍會 ページ8

春千夜に掴まれていた部分をさするA


三「A痛かったか?大丈夫?」

『うん、大丈夫。これくらい平気だよ』

場「嘘つけ、見せてみろ。あー少し赤くなってるな」

『本当に平気だって。心配してくれてありがとう……それより集会の邪魔してごめんね』


申し訳なさそうな顔で万次郎たちの後ろをちらっと見るA

隊員達が驚いた表情でこちらを見ていた




羽「あ、そうだった、Aに夢中になってて集会中なの忘れてた」

龍「どうするマイキー。エマとヒナちゃんは知られてっからいいけど、Aをこのまま帰すか?」

龍宮寺の言葉にしばらく考える万次郎


そして決断したのかAの目をじっと見つめる

万「ごめんねA…悪いようにはしないから少しだけ我慢してくれる?」



Aが頷くと安心したように笑う

万「大丈夫、この場でAに勝てる奴なんていないから」

『…?それってどういう意味?』

羽「そのままの意味だよ」

Aを見つめてふわりと笑う羽宮



万次郎は言葉の意味を考えてるAの手を優しく取ると、自然と空けられた隊の真ん中をゆっくりと歩き出す

そして、隊長たちはその後に続いて歩き出した






万次郎の隣を歩くAの髪は心地よい夜風に吹かれて揺らめき、控えめに伏せた睫毛から覗く瞳は月明かりのように静かに輝いていた



隊員たちはこの時のAを地上に降り立った女神のようだった、と後に語る






万「集会を中断させて悪かった……今隣にいるのは俺らの大事な人だ。丁重に扱え」





たった一言






最初立っていた位置に戻った万次郎は真っ直ぐ前を見つめてそう言い放った

隊長たちは満足そうに笑う






龍「今日の集会は終わりだ!解散!!」

龍宮寺が集会の終わりを告げると、ざわつきながらも帰って行く隊員たち





『緊張した…』

人が少なくなって緊張が解けたのか階段に座り込むA


万「無理させてごめん。変に詮索されるよりかはこうした方が安全かなって思って」


『謝らないでよ、勝手に来た私が悪いし…それに私を連れてきたくなかったのは紹介の仕方に困るからでしょ?エマちゃんは万次郎の妹だし、ヒナちゃんは武道君の彼女だし。でも私には何の肩書きもないから…』










「……、そうじゃない!!」

困ったように笑うAを見て、その場に居た全員が心の中で同じ事を思った

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ユノン - 続きが気になる (11月3日 16時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
まつゆ - ふるぽてさん» すごく面白いです!夢主、イヌピーの妹愛され大好物です!過保護すぎな程すてき。もっと皆と絡みまくってほしい…特にドラケンもココも場地さんも千冬くんも、灰谷兄弟と河田兄弟と春千夜くんとワカさんと絡みに絡みまくってほしいです!!更新応援してます! (2023年2月1日 6時) (レス) id: 20512135de (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 更新まってます (2022年7月22日 10時) (レス) @page22 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 神作すぎんか (2022年7月22日 10時) (レス) @page21 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
ふるぽて(プロフ) - ミートスパさん» ミートスパさんコメントありがとうございます!温かいコメントに本当に救われます…最近私生活も落ち着いてきてまた頑張ろ!!ってなっているので更新頻度上げれるようにしますね! 新しいエピソード始まるので楽しみにして下さい(*´˘`*)♥ (2022年5月15日 20時) (レス) id: 82584e8201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふるぽて | 作成日時:2021年12月20日 21時

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