初日 ページ3
先生「あー、なんだ、びっくりしたな。えーっと、どこまで言ったか先生忘れちゃったよ」
明らかに動揺する先生。
「え、今の人達Aさんと話してた?」
「なんか扱い方慣れてる感じあったよね…」
「美少女優等生と不良ってどんな組み合わせだよ」
「髪色派手だしピアスつけてるし超怖い」
信じられない様子のクラスメイト達。
しかしAを除いてただ一人、この状況に驚いていない人物が…
吉(みんな、その気持ちすごく分かるよ。あんな素行の悪そうな人達とAちゃんの仲がいいなんて誰も思わないよね)
そう、Aと同じ中学校出身の吉澤諒もこの学校の特進科に入学していたのだ。
そして自分も経験者であるため、クラスメイト達の様子に心の中でうんうんと頷く。
Aの学校生活初日は衝撃の幕開けとなった。
ーーーーーー
帰りのファミレスにて
佐「Aごめん…勝手なことしちゃって」
『もう、気にしなくていいよ万次郎。それより、ほらチョコパきたよ』
龍「その、俺達も悪かったな…」
羽「ごめんねA」
三「まだ終わってないとは思ってなくて…悪かったな…」
『3人までどうしちゃったの?本当に気にしなくていいよ。逆にありがたかったかも…』
佐「どういう事?」
『なんかね自意識過剰かもしれないんだけど、新入生代表挨拶したせいか、すごい人!みたいな目で見られていて窮屈だったんだよね…だから万次郎達が来て雰囲気ぶち壊してくれたおかげで助かった!』
心底すっきりしたような、晴れやかな笑顔のA。
Aにとっては先生やクラスメイト達の憧れや尊敬の眼差しが鬱陶しかったようで。高校ではそういうものに囚われず、自由に伸び伸びと過ごしたいと思っていたのかもしれない。
佐「はは、Aらしくて良いね。そういう所好きだよ」
羽「つまりこれからもマウント取っていいってこと?」
三「お前どこをどう聞いたらそういう解釈になるんだよ」
龍「あまり迷惑をかけない範囲でならいいと思うぞ、一虎」
『マウントなんか取っても意味ないよ〜』
いつものように楽しそうに話すA。
佐野達が終わってないのを本当に知らなくて乱入してきたと思っているが、そう思っているのはAだけで。
実は、佐野達が特進科の奴らにAが誰の物かを分からせるために今日の行動を取ったことをAは知る由もなかった。
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ユノン - 続きが気になる (11月3日 16時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
まつゆ - ふるぽてさん» すごく面白いです!夢主、イヌピーの妹愛され大好物です!過保護すぎな程すてき。もっと皆と絡みまくってほしい…特にドラケンもココも場地さんも千冬くんも、灰谷兄弟と河田兄弟と春千夜くんとワカさんと絡みに絡みまくってほしいです!!更新応援してます! (2023年2月1日 6時) (レス) id: 20512135de (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 更新まってます (2022年7月22日 10時) (レス) @page22 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 神作すぎんか (2022年7月22日 10時) (レス) @page21 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
ふるぽて(プロフ) - ミートスパさん» ミートスパさんコメントありがとうございます!温かいコメントに本当に救われます…最近私生活も落ち着いてきてまた頑張ろ!!ってなっているので更新頻度上げれるようにしますね! 新しいエピソード始まるので楽しみにして下さい(*´˘`*)♥ (2022年5月15日 20時) (レス) id: 82584e8201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふるぽて | 作成日時:2021年12月20日 21時